芸能界から消えたあの子はあの人の妹 2

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ゆうかside


『里帆ちゃん！！今日、飲みに行こう！』


里帆「いえ、今日は……」


『はぁーい、強制連行』


里帆「え、ちょ」







無理やり引っ張って行きつけの居酒屋へ


里帆「あの、私お酒は……」


『あ、大丈夫。私も飲めない』


里帆「え？」


『焼き鳥食べたいなぁ〜って思ってね。後ね、ここ個室あるから』


「ご注文をお伺いします」


『んー、オレンジジュースと生ビールと5種の焼き鳥』


「かしこまりました」


里帆「え、ビールって」


『私が飲むの。1杯なら大丈夫でしょ』


里帆「車は……」


『後で宏太君が来るから。里帆ちゃんも飲みたかったら飲んで？』


しばらくして運ばれてきたものを食べながら
聞きたかったことを聞く




里帆「………」


『……あのね、なんで私を避けるのか教えて欲しいの』


里帆「………」


『……原因は私、だよね』


里帆「………」


あぁ、当たりか


『………なに言われたか分かんないけど里帆ちゃんは気にしないでね』


里帆「………ゆうかさん」


『はーい？』


焼き鳥を食べながら軽く返事をする


里帆「私は、あなたの事を尊敬してます。」


『んぇ？』


急なことでびっくりした


里帆「私は、人のことを考えて行動するところも仕事熱心なところも全部、尊敬してます」


『あ、ありがとう……？』



里帆「だけど、貴方みたいにはなれない」


『……』


里帆「私は弱いんです………自が分思ってることまともに言えずに逃げてしまう」


『…………』


里帆「そんな私は「私は別にいいと思うけど」……え？」


『だから、弱くてもいいと思うよ』


里帆「………」


『私だって、最初は弱くてみんなに迷惑掛けてたし』


里帆「……」


『でもさ、仲間がいて強くなれた。』


里帆「仲間……？」


『うん』


里帆「私には仲間なんて……」


『いるじゃない。目の前に』


里帆「え……？」


『私は貴方の仲間。だから、なにがあったのか教えて欲しいの。私が原因ならなんとか出来る。ね？一緒に解決しようよ』


里帆「ｯ、泣」


『！！……』


私はそっと寄り添って頭を撫でた


落ち着くまで







次の日


あの女達はクビになった




里帆ちゃんはというと


里帆「ゆうかちゃん！！またお菓子つまみ食いしたでしょ！！」


『んー！！美味しかった♪』


里帆「ゆうかちゃん！！」


面と向かって強く言えるようになった

さん付けもなくなったし。めでたしめでたし

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