芸能界から消えたあの子はあの人の妹 2

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里帆side


あれから数日


誰が犯人なのか分からないまま
アンチはエスカレートしていった


里帆「今日はなにも起きないでよ……」


勝利さんと雑誌の撮影


事務所じゃないから大丈夫だと思うけど……


スタッフ「休憩入ります」


『勝利〜。お弁当何食べようか』


勝利「沢山あるって聞いたよ」


里帆「楽屋に運んでおきました！！」


『ありがとう〜』



ｸﾞﾗｯ


スタッフ「ん…？…！！危ない！！」


『んぇ？』


勝利「ゆうか！！」


ｶﾞｼｬﾝ！！





『ったぁ……』


勝利「大丈夫！？」


『びっくりしたぁ』


照明がゆうかさんの方に倒れてきたのを


間一髪で勝利さんが助けた


里帆「お2人とも大丈夫ですか！？」


勝利「俺は大丈夫……」


『私も大丈夫〜。』


まさか撮影現場でも起こるなんて……


どこにいても気を緩められない






ｼﾞｬｰ


あるの日仕事終わり


事務所で着替えて帰る前にトイレによった


里帆「(今日も大変だった……)」


そんなことを思いながら扉を開けようとした時……


女1「ねぇ、やりすぎじゃない」


ﾋﾟﾀｯ


私の体が止まった


女2「なにが？」


女1「あの紅一点のことよ」


女3「そんなことないよ。あのぐらいしないと」


女1「でも、この前の照明の事だって、怪我させてたら大変なことになってたよ」


女2「大丈夫よ。むしろそのぐらいがいいわよ。」


女3「なんの努力もしないで事務所に入った子にはこのぐらいは耐えてもらわないと」


女1「でも、ホントかなんてわからないじゃない」


女2「有岡組んの妹よ？絶対に有岡君に頼んで入れてもらったのよ」



証拠もないのにあることないことをいっている女の人達


ほんとに下らない……


女2「私の山田くんに近づくからよ。せっかく私のものにできるチャンスだったのに」


女3「私だって伊野尾くんと付き合えるチャンスだったのよ？貴方だって勝利くんと付き合いたかったんでしょ？」


女1「そうだけど……」



ｶﾞﾁｬ


里帆「さっきから聞いてれば……」


女2「！あ、新人マネージャーさん。こんにちわ(笑)」


里帆「それだけの理由でゆうかさんを傷つけたの…？」


私がそういう所笑っていた女の人の表情は一気に暗くなった


女3「そうよ？悪い？」


里帆「は……？」


女2「アンタだって誰かお目当てがあって入社したんでしょ」


お目当て……？ジャニーズを知らない私が…？

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