幼馴染 ページ36
涼介side
Aが見たいって言ってた映画をレイトショーで見た帰り
駐車場の自販機で2人並んで飲み物を選んでいるときだった
?「あれ、A」
『あ、翔真!』
翔真「久しぶり」
『え、なんでなんで!なんでここにいるの!?』
男の手を握ってぴょんぴょん跳ねるA
………手を握って?は?
いやいや、おかしいだろ
なんで手握ってんの!?
翔真「バイトの帰り。Aは……映画か」
『え、なんでわかるの?』
翔真「この時間のショッピングモールにいるのはレイトショーの映画を見た人だけだよ」
『あ、そっか』
仲良さそうに男と話すAに俺は置いてけぼりで
それが面白くなくて話しかけた
涼介「A、その人誰」
『幼馴染の高橋 翔真!高校が別々なってから会ってなかったんだ』
翔真「こんにちは。」
俺にぺこっと頭を下げた男は幼馴染らしい
俺よりかも身長が高くて、さわやかイケメンだ
翔真「………彼氏?」
『う、うん……』
彼氏のワードに顔を赤くするAだけど
その反対に男の方は険しい顔をした
翔真「………そっか。よかったな。じゃあ、俺行くから」
『え、もう?』
翔真「デート中だろ?また連絡するから」
『わかった』
俺に頭を下げて歩きだす男に手を振るA
その少し名残惜しい顔が気に入らなくて
その手を取って強引に引っ張って車に乗り込んだ
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作者名:ゆうか | 作者ホームページ:http://YAMADA
作成日時:2022年11月7日 1時