5 落穽下石 ページ19
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真冬の
何も考えずに座って、横で歌うのを聴いていただけなのに、眠くなることは無かった。なんなら目は冴えていた。
優太さんは私に帰れと言わなくなって、歌うのを辞めるまで隣に座らせてくれた。
「終わり」
「ん。じゃあ私も帰る」
「おっす。じゃあな」
「うん。…あの、」
「ん？」
「親友とその男はさ、………」
「何？」
「あー、やっぱなんでもない！じゃあね！」
やめた。…愛なんてないのに愛し合う為の事をしている、なんて、不倫相手しか見えていないくせして毎晩私を抱く、なんて、この男に言ったってどうにもならないじゃないか。
真っ暗を通り越し、ついに薄明るくなり始めた空の下を歩く。
不意にブレザーのポケットから冷えた携帯を取り出して電源ボタンを押す。が、応答無。
充電切れ。いつから？分からない。まあいいや。
帰ったら、直ぐに眠ろう。
目を覚ましたら、きっと紫耀が帰って来ていると思うから。
そうすればきっと寂しくないから。
また、偽物の愛に触れられるから。
冷えた屋外で一夜を明けた私の頭は、自分では気づかずとも少しおかしくなっていて、アパートの電気が点いていることに何の違和感も抱かず、と言うか気づきもせず、今にも取れそうなドアノブを平然と回した。
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休止のお知らせをしたにもかかわらず、お気に入りや評価がどんどん伸びていて嬉しい限りです( ; ᴗ ; )
下書きが尽きるまでこのような感じでたまに更新するかもしれないのでその時はぜひ覗いてください＾＾
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絢花(プロフ) - この小説すごく好きです。�兇眛匹澆燭い任后�パスワードどうすればいいですか？？ (3月21日 18時) (
レス) id: 02c899b024 (このIDを非表示/違反報告)
うゆ(プロフ) - えりさん» お返事遅れてしまいすみません。2度も嬉しいコメントありがとうございます！日が空いていますがもしまだ読んでくださっていればこれからもよろしくお願い致します！ (2020年5月17日 4時) (レス) id: b2f90188df (このIDを非表示/違反報告)
うゆ(プロフ) - ぴっぴさん» お返事遅れてしまってすみません。とても嬉しいお言葉ありがとうございます！なかなか更新できずにいますが、もしまだ読んでくださっていればこれからもよろしくお願い致します。 (2020年5月17日 4時) (レス) id: b2f90188df (このIDを非表示/違反報告)
うゆ(プロフ) - 花恋さん» お返事遅れてしまってすみません。きしひら書いててとても楽しいです！（笑）日が空いていますがもしまだ読んでくださっていればこれからもよろしくお願いいたします！ (2020年5月17日 4時) (レス) id: b2f90188df (このIDを非表示/違反報告)
うゆ(プロフ) - 椎名さん» お返事遅くなってしまいすみません。長い間更新できていないのですが、必ず完結させようと思っています、、！もしまだ覚えてくださっていましたら、これからもよろしくお願いいたします！ (2020年4月11日 21時) (レス) id: b2f90188df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うゆ | 作成日時：2019年1月13日 3時
