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「ただいま」
「A、おかえり。」
「うん、ただいま。」
朝見たスーツ姿のままソファに座りこちらに目をやる紫耀に視線を合わし挨拶を交わす。
「今日もちょっと遅いね？」
「今日は放課後委員会があったから。」
「ふーん。」
昨日に引き続き、嘘をついてしまった。
しかも、昨日よりも迷いなく口を継いだ。
罪悪感がありながらも平気で放つことが出来るのだから、言葉って怖い。
「A、」
───♪
自室に入ろうとしてドアに手をかけると、紫耀が私に何か言いかけて、それと同時に紫耀の携帯からメッセージの着信を知らせる軽快な通知音が鳴る。
「鳴ったよ。」
「……ああ、うん」
紫耀が携帯に手を伸ばした隙を見て、部屋に入った。
「……A、俺これから出かけるから。」
「え？」
通知を確認し終えたであろう紫耀が突然ドア越しにそんなことを言い出すから、思わず閉めたばかりのそれを再び開けてしまった。
「どこに？」
「………もしかしたら帰って来れないかもしれないから、ちゃんと起きて学校行きなよ」
ちゃんと起きて学校行きなよ、なんて、
紫耀はいつも私が起きる前に仕事に行くから、私は毎日1人でちゃんと起きて学校行ってるじゃん。
「………………今日まだ木曜日だよ」
聞こえていないならそれでいい。寧ろ、聞こえていませんように。
そう思って小さく小さく吐いたけど、きっと届いてしまったことだろう。
紫耀は何も言わずに仕事用の鞄を持ち、携帯と財布と、………それからこのアパートのものではない鍵をスーツのポケットに入れて出ていった。
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絢花(プロフ) - この小説すごく好きです。�兇眛匹澆燭い任后�パスワードどうすればいいですか？？ (3月21日 18時) (
レス) id: 02c899b024 (このIDを非表示/違反報告)
うゆ(プロフ) - えりさん» お返事遅れてしまいすみません。2度も嬉しいコメントありがとうございます！日が空いていますがもしまだ読んでくださっていればこれからもよろしくお願い致します！ (2020年5月17日 4時) (レス) id: b2f90188df (このIDを非表示/違反報告)
うゆ(プロフ) - ぴっぴさん» お返事遅れてしまってすみません。とても嬉しいお言葉ありがとうございます！なかなか更新できずにいますが、もしまだ読んでくださっていればこれからもよろしくお願い致します。 (2020年5月17日 4時) (レス) id: b2f90188df (このIDを非表示/違反報告)
うゆ(プロフ) - 花恋さん» お返事遅れてしまってすみません。きしひら書いててとても楽しいです！（笑）日が空いていますがもしまだ読んでくださっていればこれからもよろしくお願いいたします！ (2020年5月17日 4時) (レス) id: b2f90188df (このIDを非表示/違反報告)
うゆ(プロフ) - 椎名さん» お返事遅くなってしまいすみません。長い間更新できていないのですが、必ず完結させようと思っています、、！もしまだ覚えてくださっていましたら、これからもよろしくお願いいたします！ (2020年4月11日 21時) (レス) id: b2f90188df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うゆ | 作成日時：2019年1月13日 3時
