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「お話が出来て良かったです。」
「おかか…」
ある駅前
色んな学校が近い為学生が電車を使うため人が多い
そんな人混みのなか2人はいた
「楽しい時間は直ぐに終わるものなんですね。また互いに生きていたら話しましょう。」
果たしてAは本当に楽しい時間だと思っているのか
楽しい時間だと思っている割には少し複雑な顔をしている
"生きていたら"の言葉もまた意味深だった
言うことも話すことも無くなったのか
Aは体の向きを変え駅の中に入ろうとした
「いくらッッ!!」
「?!」
小柄な体からでは考えにくい力でAの制服の袖を引っ張った
警戒を解いていたAも突然の事で驚いた
「ど、どうかなさいましたか」
「……」
彼はそっと言った
.
「好き」
と。
でもこの前と同じ様な返答はしなかった。
.
「その言葉は受け取れません。立場が違います」
彼にとってその言葉を瞬間周りの人混みの流れが遅く、時間がスローモーションになったように感じた
夕方の筈だがまだ日はおちない夏。
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作者名:朧 | 作成日時:2021年1月23日 14時