：つづき ページ14
洞窟内を更に奥へとすすむ
すると、何処からともなく
ひゅっと風を切る音がした。
【やせいの ゴルバットが あらわれた！】
こちらを睨みつけ、
バサバサと音を立ててホバリングしている…
かと思いきや、勢いよく突進してきた！
すかさず、
お兄さんがモンスターボールを投げると
どしん！という着地音とともにポケモンが現れ
その子は低く、けれど大きな声で吼えた！
驚いたゴルバットは直前で急停止し、
一目散に暗闇の奥へ向かって飛んでいった
よくやったとお兄さんに褒められ、
その子は、当然だ！というように
顎を上向きにしてふんっと強く鼻を鳴らす
｢もしかして、その子はコドラ？
ココドラの進化系、ですよね？｣
｢そうだよ、よく知ってるね！｣
そして周囲を見渡すお兄さん
と、同じように首を回すコドラ
｢…コドラのおかげでしばらくは野生のポケモン達にあわなくて済みそうだよ｣
そう言いながらこちらを振り向く１人
と、１匹…
示し合わせたのかと思うくらいシンクロした動きに、私はぷっと吹き出してしまった！
｢どうしたの？｣
笑いを堪える私をみて、
不思議そうに頭を傾げる
その仕草まで全て揃っていて…
耐えきれなくなった私は、
とうとう声を出して笑ってしまった！
｢くっ、あははっ！
ごっ、ごめ…んﾞなさいっ｣
ふーっと息をぜんぶ吐き出して深呼吸し
なんとか気持ちを落ち着けた
｢あまりにも息が揃っていたから、つい｣
｢そんなに僕ら揃ってた？｣
そう言ってニコリとするお兄さん
つられてコドラも目を細めて嬉しそうにしている
どこまでも息がぴったりな彼らをみて
ちょっとだけ羨ましくおもってしまった
｢…本当に仲がいいんですね｣
｢そうだね、
付き合いが長いというのもあるけど｣
まあ、とにかく彼は大事な仲間で
僕にとっては家族みたいなものだよ
それを聞いたコドラは照れ隠しなのか
ふいっと顔をそらした
家族、か
父さんや母さんは今頃どうしてるだろう
少し気がかりなのは、
私の姉がわりとなってくれた綺麗なあの子
旅へ連れていかなかったこと、まだ怒ってるかな？
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D - 仕事で疲れてたからかな？エプロンごと引き離し〜で凄く泣きそうになってしまった(T . T) (5月19日 21時) (
レス) id: e1459171f3 (このIDを非表示/違反報告)
ソウルズ(カービィ)LOVE(プロフ) - はじめまして！この作品、世界線(？)が大好きです！トリップものって、普通はその世界を楽しむ線でストーリーが進んでいくのに対して、この作品は元の世界に戻ろうとするストーリーが新鮮で大好きです！ (2021年8月9日 22時) (レス) id: 604407214b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふっとう | 作成日時：2020年12月21日 19時
