230. アップダウン ＜H side＞ ページ2
「はい、Aちゃん♪」
「えっ、わっ///」
その時。かすみちゃんから
不意に手渡されたのは
翔の顔がドンと載っている
大きなうちわ。
な、なに、これっ？！///
びっくりして
かすみちゃんを見たら。
かすみちゃんは自分用の
大野さんのうちわを
私に向けて見せてくれる。
「かすみちゃん、これ...？」
「ふふふ♪山森さんに聞いて
前もって買ってきちゃった。
Aちゃん、翔くん推しって
聞いたから。」
「あ、う、うん///」
「ライブの時に持つんだって。
メンバーが近くに来てくれた時、
自分のファンだって
気づくらしいよ、これ持ってると。
にしても。私、グッズ販売なんて
初めて行っちゃった(笑)」
「あ...ありがと...」
///急にこんな大きな翔の顔と
ご対面なんて心臓に悪い///
しかも。これでもか、ってくらい
爽やかアイドルスマイルの翔。
いつもと違うけど。
この笑顔も憎らしいくらい
カッコいいし...///
...翔、気づいてくれるかな...？
今日は潤くんの御厚意で
かなり前の席らしいから。
一瞬でも翔の視界に
入れたらいいな(*^^*)
....はっ☆わわわっ///
私ったらなんてこと
考えて....っ(＞＜)
でも。
きっと何万人もの女の子たちが
こんな願いを胸にライブに
足を運んでいるんだろうな。
それは私のしている恋と
なんら違いはなくて。
翔を想う気持ちは同じで。
そう思ったらまた
複雑な思いに囚われる。
そんな翔の側に。
本当に私がいてもいいの...？
....っ、いけない。
考えちゃダメ。
今日はいろんなこと
頭から振り払って
楽しむって決めたじゃない...っ。
「Aちゃん？」
急に黙ってしまった私の顔を
心配そうにかすみちゃんが覗き込む。
「大丈夫？さっきから一人で
赤くなったり暗くなったり
百面相してるよ(笑)」
「あ、だ、大丈夫っ。
なんか妙に緊張してきて(苦笑)
アイドルのライブって
初めてだからっ。」
「私もだよ〜(＞＜)
２人で頑張ろうね！」
「うん(笑)」
そう。
これから私は
まだ私の知らない翔と
出会いに行くの。
これから数時間だけは
翔のことしか考えない
時間にするんだもの。
沈むかけた気持ちが
少しずつ持ち直した頃、
電車はついに
ドームのある駅に到着した。
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かこ(プロフ) - ちゃちゃおさん» 嵐さんでは浮かばなかったのですが、seasons、いいですね♪流しながら読んでみますねー(^-^)あ、もひとつ。さおりさんともめてた頃、翔さんとヒロインちゃんが二人でいるシーンは、コブクロ 流星が流れまくってました( 〃▽〃) (2019年11月5日 17時) (
レス) id: b8311bc339 (このIDを非表示/違反報告)
かこ(プロフ) - ちゃちゃおさん» ありがとうございます( 〃▽〃)えと、ですね、私が妄想中にBGMにしていたのは、�ゞ愧任領�進行中→EXILE二つの唇、�▲曠謄訝鷦崗譬�back numberハッピーエンド、�６�港ヒロインシーン→Uruプロローグ&宇多田ヒカルfirstlove�ざ�港翔さん→Oscar Tear Stainsでした。 (2019年11月5日 17時) (レス) id: b8311bc339 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃちゃお(プロフ) - かこさん、心待ちにしておりました！切なくて切なくて、心がギュッてなりました。BGM何が流れていたんでしょう。私はseasonが浮かびました。最終章も楽しみにしてます。 (2019年11月5日 7時) (レス) id: 7b12d8f8d1 (このIDを非表示/違反報告)
かこ(プロフ) - 夏海さん» ひゃー！またお待たせしてしまいごめんなさい！この章が終わるところまで下書きはできているのですが、推敲&アップの時間がとれなくて(>_<)年内にはがっつり更新しますのであと少しお待ちください！あ、夏海さん、って素敵なお名前ですね♪ (2019年10月29日 7時) (レス) id: b8311bc339 (このIDを非表示/違反報告)
夏海(プロフ) - ずっとずっと待ってます (2019年10月29日 1時) (レス) id: 63677159e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かこ
| 作成日時：2018年12月31日 17時
