クリスマスの約束【完】 (ページ27)

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「どう、したの？」

「なんで、ココに、来てくれたん？」

「え？なんで…って…ヨコが言ったんじゃん」

「、、、それは、そうやけど、」

スルッと手が離れたと思ったらシャンパンを奪い取られる

「ちょ！」

綺麗な泡のはじけたシャンパンが、主張した喉仏を動かしながら、ヨコの口の中へと流しこまれていく

「A……俺の本音を、言うな。」

一気に飲み干して、赤い唇を拭きながらそう言う。

「、、、うん？」

「Aが俺んとこに来てくれたこと、むっちゃ嬉しかった」

「、、、うん。」

「でも、、、、」

眉を下げて、緩く巻かれた私の髪に手を差し伸べられる

「俺を、亮の代わりにしようと思っとる？」

「………っ」

．

……代わり、だなんて

思ってなかった。

って胸を張って言える？

．

亮にその気がないって分かって、
消えそうになった私の前に手を差し伸べてくれたヨコを、都合よく逃げ場にしたんじゃないの？

．

わたしがしてることって…

サイテーじゃない…？