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.JM side
朝イチでマネヒョンが
会社の偉い人達に呼び出しをされて
何かおかしいと思ったら
次に俺が呼び出しをされた。
「これはちょっと…
考えればわかることだよね」
見せられた紙には
俺とAの写真が写ってて
文章がずらっと書いてあった。
関係者にしか渡らない紙なのはわかる、
きっとこれを撮った週刊誌からのFAXの文章だろう。
「これは揉み消すから
あなたはその子との関係を終わりにしなさい」
「…」
「“知ってて”関係を持ったんでしょう?
あとは私達から何も言わないから」
なにを“知ってて”なんだろう
話が終わった後もずっとモヤモヤしてた。
ちょうどタイミングよくAから電話がかかってきて
今から話があるから会いたいって言われた。
俺も話があるしちょうどいいや、って
思ってたのが今納得した。
『私たちの写真が撮られちゃったみたいで、』
君は、関係者なんだね、
だからその話を知っているんだ。
でもなんの関係者?
フリーライターにもこんな内容回ってくるんだろうか、
「それ、なんでAが知ってるの…?
関係者だけしか知らないことだと思うんだけど…」
『それは、その、ちょうど回ってきて…』
「まあいいんだけどね、
ごめんね迷惑かけちゃって」
とりあえずどこまで回ってるのか
確認しないといけない。
迷惑がかかっちゃったり危ないことに
巻き込まれたりしないように。
Aとその後すぐ別れてから
マネヒョンに確認をしてみる、
「あの記事どこまで出回ってるんですか、
彼女も知ってたんですけど、何かあったら心配で、」
そう言うとすごく驚いた顔をして
「知ってたんですけどって、
彼女は週刊誌の記事を書くライターなんだ、
そりゃ耳に入るだろう」
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作者名:なるま | 作成日時:2021年9月1日 17時