signal ページ36
「1位は……リン!」
舞い落ちる紙吹雪、ペンの子達の歓声。
「こんなにもたくさんのペンの皆さんに
応援していただいて、本当に嬉しいです…!
ペンの皆さん、先輩方、会社の方々、
共演者の方々…いつもありがとうございます、
これからも成長し続けるリンを
どうぞよろしくお願いします!」
「シエル〜カムサハムニダ〜!!」
共演者の方々に軽くお辞儀をしながら
アンコールに入ろうとした
ン…リン、リン!
ふと視線に気づく
ジェノだ。
そういえばMCやってるんだったなー
目が合って、口パクで会話する
JN 「お、つ、か、れ、さ、ま、」
「あ、り、が、と、う、」
顔が自然と綻ぶ
ジェノの優しい笑顔は私をいつも安心させるんだ
--------------------------------------------------------------------
jeno side
自分がMCをしている番組に
好きな人が出演するって、なんか特別
本音を言えば、
いつもより何倍もやる気があるし
かっこいい所を見せたいとも思ってしまう
1人でたくさんのペンに囲まれて微笑む彼女は
可憐に咲いた一輪の花のようでたまらなくなって
A、早く気づいてよ。
「お、つ、か、れ、さ、ま」
正直良いか悪いかで言ったら、悪い行為だとは思う
カメラの前で歳の近いヨジャドルと会話するなんて
後でネット上で何を言われるか分からないのに
カメラに映ってしまえ、噂されてしまえ、
と思う自分がいる
早くこの子を自分のものにして
世界中にこの子は俺のだと叫びたい
そんな真っ黒なことを考えてるなんて知らないで
「あ、り、が、と、う、」
なんて微笑む君
(俺と付き合ったら絶対幸せにするのにな)
頭の片隅でそんなことを考えながら
遠くから、美しい横顔を眺めてた
290人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「NCT」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぽこ | 作成日時:2020年7月19日 19時