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Ice cream ページ25
いや待って、
私、ドンヒョクにキスされてる？
｢ん……っはぁ｣
今いきなりキスしてきたのは
ずっと友達だと思ってた幼なじみなわけで。
体温が徐々に上がっていくのが分かった
｢どっっどんひょくのばかぁ！｣
練習室のドアを蹴破るように開けて走った
あの香り、あの感触
全部全部ドンヒョクのなんだ
そう考えたら顔なんて到底見れなくなって。
遠くで私を呼ぶ声が聞こえた気がしたけど
逃げるしかなかった
これからコラボの仕事があるっていうのに
顔も合わせることが出来ない
しかも、全力で逃走してしまった
気にしてるかな…傷つけちゃったかな
気まずい、非常に気まずい。
あっけなく一瞬で奪われた私のファーストキス
え、あれ？って感じだった
っていうか
キスって恋人どうしがするものよね？
あの瞬間、体に電気が走ったみたいな気持ちになった
バカなんて言っちゃったけど
本当に、ドンヒョクのことがわからない
でも、逆にそれがわかってしまったら
ドンヒョクとの関係だけじゃなくて
他のもっと大事な何かが
壊れていく気がするんだ
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作者名：ぽこ | 作成日時：2020年7月19日 19時
