僕達はよく似ている ページ21
jeno side
｢相談がある｣
ジェミナに一言だけカトクを送った
心からの親友であり、大切なメンバーであり、
恋敵でもある君に。
(かなり自分も鬼だよな)
つくづくそう思うんだ
自分の気持ちに素直になれない幼なじみに
わざと気持ちをぶつけようとしている
部屋を静かに抜け出して
ジェミナと待ち合わせる
JM ｢ジェノやーどうした｣
｢ジェミナ、
俺、Aに告白した｣
しばらく間を置いて
JM ｢ヘー、Aもめっちゃ今頃
焦ってるんじゃない？
友達だと思ってたジェノに告られるなんてー的な｣
ジェミナは
感情がすぐ顔に出るタイプじゃないけど
明らかに動揺してた
ごめんね、卑怯な親友で。
｢明日からどう接しよう。ジェミナどう思う？｣
JM ｢うーん、Aは明日になれば普通に接して
きそう。ほら、ド天然だからA｣
JM ｢俺は応援してるよ、ジェノ｣
必死に自分に言い聞かせてるみたいに見えた
ごめん、ジェミナ
ジェミナと別れた後
大阪の夜景を眺めながら考える
運命的に同じ事務所で出会って
皮肉にも同じ人を好きになった
まさかそこまで気が合うものだとはね
大切な親友を傷つけたくはないけれど
俺はAを愛してるんだよ
"巡り会って 絡まった糸"
"きっともう、元には戻れないだろう"
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 290人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「NCT」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぽこ | 作成日時：2020年7月19日 19時
