私がいつも眠たい理由＊飯田天哉 ページ4
「起きろ山下君！もう授業が始まっているぞ！」
ちょうど眠くなる昼過ぎのこと。
授業の始まりを告げる始業のベルが鳴ると共に、隣の席の飯田は机に突っ伏して寝ていた私に向かって大きな声をあげた。
私が狸寝入りをしていることにも気づかずに。
『んん…、まだいいじゃん……、先生来てないし。』
「先生が来ていなくてもチャイムが鳴ったら授業の準備をして座って待っているのが当然だろう！」
口うるさく言ってくる委員長に、私は少しだけ体を起こし、眠たそうに目を擦りながら「わかった、起きる。」と短く返事をする。
「大体何故いつも寝てるんだ君は！」
『………眠いから？』
飯田の質問に私は咄嗟に嘘をつく。
本当はいつも眠くなんかなかった。ただ好きな人にかまってほしくて寝てるだけなのだ。
別に彼の言うように授業前に準備をして、姿勢よく座っていることもできる。だが少しでも彼と接点が欲しい私は、いくら注意をされても眠ることをやめなかった。
彼が私の気持ちに気づけば私も眠ることをやめるのだろうけれど。
『別にいいじゃん、あんたが起こしてくれれば。』
「よくないだろう！」
起こすのをやめないで、という気持ちを込めて気力のない声で言う。
私が麗日みたいな可愛い元気な女の子だったら、こうやって起こしてもらわなくても飯田に振り向いてもらえるのかな。
なんて事がふと頭によぎったが、そんなことを考えても無駄なのはわかっていた。
『あんたが気づいてくれればいいんだけどね。』
「…ん？何にだ？」
『いいや、何でもない。』
この調子じゃ私はずっと眠り続けるのだろうな、と心の中で自嘲した。
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きのこ - 心操君と真堂君が、、、、グハァ(血吐 (2018年10月12日 21時) (
レス) id: b000323d2b (このIDを非表示/違反報告)
カリン(プロフ) - Ψ藤｡さん» ありがとうございます！よろしくお願いします！ (2018年9月27日 22時) (レス) id: 5f6ae5c170 (このIDを非表示/違反報告)
ユリ(プロフ) - Ψ藤｡さん» リクエストありがとうございます!遅くなってしまうのですが書かせていただきますね！ (2018年9月27日 22時) (レス) id: e541ce1bc4 (このIDを非表示/違反報告)
ユリ(プロフ) - カリンさん» リクエストありがとうございます！遅くなると思いますが書かせていただきます！ (2018年9月27日 22時) (レス) id: e541ce1bc4 (このIDを非表示/違反報告)
Ψ藤｡(プロフ) - リクエストいいですか？尾白君と心操君に夢主が取り合いされるって感じでお願いします！激甘で！ (2018年9月25日 20時) (レス) id: da15a7215d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユリ | 作成日時：2018年7月7日 17時
