＊ ページ12
『ずっと好きだったんだ、Aのこと。』
嫌われていないと安心したのもつかの間、返事をしなければならないという状況に追い込まれる。
彼は大好きな先輩だけど、男女の関係になりたいなんて一度も考えたことがない。
きっと私たちが恋人同士になれば先輩が卒業しても会う機会は多いのだろうけれど、、、
あれ？会う機会が多い？真堂先輩と離れないで済むの？
きっとただの仲良しでいるよりも長くいられるよね。
なら答えは一つしかないじゃない。
『私も、真堂先輩のことがずっと好きでした。』
微笑んで言った。
気持ちが通じて嬉しかったからではない。安心したからという理由の笑顔だろう。
私は決して嘘を言っているわけではない。
だって真堂先輩のことが大好きなのは事実だし、お互いがお互いを好きでいるという証拠は手に入るんでしょ？
先輩を失わないで済むのならそれで十分だ。いや、十分すぎる。
『……大好き。』
私は先輩を抱きしめて、心の底から言った。
――――
Aはきっと、俺のことを腹黒くなんかないとか、優しいとか、そんな風に思っているのだろう。
でも本当は腹黒いどころじゃない。
Aは多分、俺のことを純粋に仲の良い先輩という目で見ているのだろう。でも俺はずっと彼女のことが好きだった。
利用したんだ、Aの先輩を失いたくないという寂しさからできた気持ちを。
ここまで依存させたのも俺だし、全部Aを手に入れるためにやったことだった。
きっとこの罪悪感はいつまでも残り続けるだろう。
でも今腕の中にある彼女の温もりも確かで、「大好き」という彼女に「俺もだよ」と、微笑みながら言った。
「ねぇ、キスしてもいい？」
やっと手に入れられたのだ。少しくらいならいいよね。そう思って今まで胸のうちに秘めていた欲望を口に出す。
『はい。』
彼女の言葉が聞こえると同時に口づけをする。でも少しこうしているうちに足りなくなってきて、彼女の口に舌をねじ込んだ。
『んぅ、！？ふっ……、ぁ』
こんなことしたのは始めてで、舌を絡めるたびに脳がとろけそうになる。
でも気持ちよくなるたびに、後輩にこんなことをしている自分を、最低だと罵った。
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きのこ - 心操君と真堂君が、、、、グハァ(血吐 (2018年10月12日 21時) (
レス) id: b000323d2b (このIDを非表示/違反報告)
カリン(プロフ) - Ψ藤｡さん» ありがとうございます！よろしくお願いします！ (2018年9月27日 22時) (レス) id: 5f6ae5c170 (このIDを非表示/違反報告)
ユリ(プロフ) - Ψ藤｡さん» リクエストありがとうございます!遅くなってしまうのですが書かせていただきますね！ (2018年9月27日 22時) (レス) id: e541ce1bc4 (このIDを非表示/違反報告)
ユリ(プロフ) - カリンさん» リクエストありがとうございます！遅くなると思いますが書かせていただきます！ (2018年9月27日 22時) (レス) id: e541ce1bc4 (このIDを非表示/違反報告)
Ψ藤｡(プロフ) - リクエストいいですか？尾白君と心操君に夢主が取り合いされるって感じでお願いします！激甘で！ (2018年9月25日 20時) (レス) id: da15a7215d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユリ | 作成日時：2018年7月7日 17時
