蟲柱の英雄物語

参拾肆ノ舞 ページ34

→


オールマイト「 無茶苦茶だな……

そういう思想犯の目は静かに燃ゆるもの

自分が楽しみたいだけだろ、嘘つきめ 」




死柄木「 バレるの早ｯ… 」




轟「 3対6だ 」




緑谷「 モヤの弱点はかっちゃんが暴いた！」




切島「 とんでもねぇヤツらだが、俺らでサポートをすりゃあ…撃退できる！」




オールマイト「 駄目だ！！

逃げなさい 」




親指を立て、グッドサインを出すとオールマイトは私達より1歩前へ出た




死柄木「 脳無、黒霧、殺れ

俺は子供達を遇う

さァ、クリアして帰ろう 」




体制を低くし此方に走ってくる死柄木に、緑谷君達の前に立ち刃を死柄木に向ける私




次の瞬間、物凄い威圧を感じた




この威圧……オールマイトが？




──


オールマイトと脳無の真正面からの殴り合い




1発1発が100パーセント程の力で




オールマイトが脳無を遠くへ飛ばしてしまった




オールマイト「 お互い、早めに決着つけたいよね 」




死柄木「 ｯ〜チートが…！」




上手くいかなかったことにたいして苛立って居るのか、首をガリガリと掻き毟る死柄木




死柄木「 おいおい、どういう事だ

全然弱ってないじゃないか

彼奴……俺に嘘を教えたのか…！？」




あいつ…？




主犯だと思われていた死柄木の後ろに、まだ誰かいるのでしょうか…？




鬼舞辻無惨が居ないのなら、鬼が増える筈もない




先程言った通り、誰かが作り出した可能性が高いですね




オールマイト「 どうした？

出来ないのか？

クリアするとかなんとか言ってたが、できるものならしてみろよ 」




死柄木「 ひっ… 」




オールマイトの鋭い眼光に、怯える死柄木

参拾伍ノ舞→←参拾参ノ舞

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す