1日目(1/3)残酷と隣人と神と桜【阿水】 ページ5
私は今日、この世の中が残酷で不平等な事を思い出した
「、、、喜美子。」
喜美子とは、私のたった一人の友達、
いや、親友だった子。
親友は治らない病気だった、
けれども懸命にいきようとしていた
この世界は汚く、醜く、不平等で、残酷だ
生きようと懸命にしているやつが死に、死のうと怯えているやつは生きる
私はこんな世界が大嫌いだ。
生きようとするやつが死んでも
平等に、、、残酷に、、、
何も無かったかのように
人々は生きていく
ー次の死が自分じゃないかと怯えながらー
私はこんな世界が大嫌いだ
次の死に怯えてる自分も
親友が死んでも涙一つ出てこない私も
幽霊や妖怪が見える私も
黒狐に取りつかれている私も
前世が巫女の私も
全部嫌いだ。
『何を言っているのじゃ百子。』
「うるさい。黙れ。黒狐。お前に百子と呼ばれる覚えはない!!!」
『まぁそうカッカするでない、わらわは嬉しいぞお前に思いの友、親?というやつが居なくなって。』
「うるさい!!!」
『お前にわらわが移されたときも、わらわのせいでお前の家族が床についたときもお前は少しも泣かなかったじゃろう。』
「黙れ!!」
『、、、お前はお仕舞いじゃ』
「僕、、、私、」
ヤバい憑かれた
「くそ!!」
周りでは、妖怪や、幽霊がこっちを見ている
見てないで助けてよ
ああ。分かった、私を助けたって貴方達、くずどもにメリットは無いもんね
「くそが!!!」
私は走る
この近くに神社があったはすだ
石段を昇る
神社の鳥居の中へ入った
「ハァハァハァ」
『なっなぜこの神社に入った!!』
私の体からでてきた十人単を着こなし、黒髪の黄色い猫のような目をした奴が出てきた。
「体から出てこれるんだったら、出てってよ!!」
『無理じゃな、わらわ、美方撫子(ミカタノナデシコ)の心はお前の体の中にあるからな、身体は出れても心は出れんのじゃ。ちゃんと質問に答えろ。』
「ああ。なぜこの神社ってことか?」
『ああ。』
「この神社にはあまり神が帰ってきて居なかったからな。」
『そう言う事じゃ。』
「最近、この神社の神なのか?、神が私の後を」
『大丈夫だ』
「そうだよね。」
その時季節外れの桜が咲き誇り、神社の鳥居が、桜の花でおおわれた
「ああ。そう言うことか、ここの神は________か、」
じゃあ。これは____からの挑戦状か、それとも妖怪か?
そう私は考えながら
桜の花でおおわれている鳥居を通って
時空の神社に向かった。
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奥羽♪ - 更新しました (2018年1月20日 23時) (レス) id: 92252edc3a (このIDを非表示/違反報告)
奥羽♪ - 更新します (2018年1月20日 23時) (レス) id: 92252edc3a (このIDを非表示/違反報告)
奥羽♪ - 更新しました!! (2017年12月27日 13時) (レス) id: 92252edc3a (このIDを非表示/違反報告)
奥羽♪ - 更新します (2017年12月27日 13時) (レス) id: 92252edc3a (このIDを非表示/違反報告)
七見(プロフ) - 更新しました! (2017年12月26日 13時) (レス) id: ced2403378 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黄昏猫 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/
作成日時:2017年7月17日 20時