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二日目(2/9(2))【阿水百子】 ページ32

ー前世ー平安時代ー

「龍賀様‼」
「阿水百子(アスイノモモコ)様じゃないか。」
「龍賀様は何のようで?」
「少し道長様にようさぞがありまして」
「私は安倍清明様と一緒に道長様から最近町に災いを与えている鬼達を罰しろと言われたので、安倍様とその事で話をしておりまして。龍賀様は?」
「それと、美方撫子(ミカタノナデシコ)に用がありまして。」
「ああ。美方撫子は赭桜藍(アザクラノラン)と一緒に庭の桜を見ていましたよ。」
「そうか。」
「では、私は。」

そう言い。あの頃の私は、龍賀様から離れる。

「///」

この思いが恋と言ったのだろうか
今の私には無縁で未知で分からないもの。


ー夜ー

「阿水!そっちに鬼が行った!!」
「はい!晴明様!」

たいまつが夜のはずが町は昼間のように明るくなり
人々の声がする。

「待て!」

鬼は路地に入っていく。

「式紙!朱雀!」

そう言い鬼を殺す。
殺したはずなのに光の灯っていない暗黒の角すみには何かがいる気がする。

「誰だ!!鬼か!!」
「うう。助けて、、、痛い。」

そこにいたのは、、、、

「ヨッ妖怪、、、、」
「殺したかったら殺せ。」
「罪のない貴方にそんなことは出来ない。」

私とあの妖怪を囲むように結界を張る。

「治癒。」
「何で私を?」
「生き残ってね。妖怪さん。」

路地を抜け、前の位地に戻る。

 ードンー

そんな音が聞こえ、私の体からは赤い血が流れ出てきた。

最後に見たのは、懐で寝た私と、すすり泣く、晴明様や、龍賀様たち。

「ずっと心を寄せていました。龍賀様。......美方撫子様をお幸せにしてください......」

そこで私の記憶は途絶えた。

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奥羽♪ - 更新しました (2018年1月20日 23時) (レス) id: 92252edc3a (このIDを非表示/違反報告)
奥羽♪ - 更新します (2018年1月20日 23時) (レス) id: 92252edc3a (このIDを非表示/違反報告)
奥羽♪ - 更新しました!! (2017年12月27日 13時) (レス) id: 92252edc3a (このIDを非表示/違反報告)
奥羽♪ - 更新します (2017年12月27日 13時) (レス) id: 92252edc3a (このIDを非表示/違反報告)
七見(プロフ) - 更新しました! (2017年12月26日 13時) (レス) id: ced2403378 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黄昏猫 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/  
作成日時:2017年7月17日 20時

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