鬼滅の刃に百合の花を咲かせましょう

乙女心【胡蝶しのぶ】 ページ9

Aside


柱ゆえ、常に精神を統一させていなければならない



ちょっとやそっとのことで



心を乱してはいけない





なのに




たった1人の男隊士に




簡単に心を乱されてしまう





─貴女じゃ、蟲柱様に釣り合いません─



─まず、同性ですよ？…気持ち悪いです


　 蟲柱様をお遊びに付き合わせてるんですか？─






たったそれだけに心を乱され




喉がヒュッと詰まり




目の前が○んでくる






私は情けなくその場から走って逃げ出した





体が自然に蝶屋敷の方に向いていた






私は蝶屋敷の扉を半ば強引に開けて





しのぶさんに飛びついた





しのぶ「うわっ…ど、どうしたんですか？？」




『…ｴｸﾞｯ…しっ、しのぶさんはっ…


　私の事っ…好きですかっ？？』




しのぶ「どうしたんですか？急に…」




『好きですかっ…？』




しのぶ「…もちろん大好きですよ、愛してます」




『私も…大好きです……なのにっ…』




しのぶ「………ちょっと待っていてください」





胡蝶side


Aさんの様子がおかしい



おそらく…



他の隊士になにか言われたのでしょう




私はAさんを蝶屋敷に置き




外へ飛び出した



おそらく、あの隊士だろう



素行が悪いとよく聞き、柱のことをあまり



よく思っていないと聞く





隊士「蟲柱様、俺になにか用でしょうか？」




しのぶ「なにか？ではないでしょう


　 私の愛おしい恋人を平気な顔で傷つけ


　 よくもまぁ平常心でいられますね


　 …大方、私と釣り合わない


　 同性、とか言ったんでしょう


　 ……巫山戯るな。


　 私が選んでAさんを恋人にしたんです


　 人の恋路を邪魔する時間があるのなら


　 鍛錬したらどうですか？


　 …私とAさんは切っても切れない


　 "愛"で繋がってるんです」




隊士は腰を抜かし



その場を離れていった









《おまけ》


しのぶ「…大丈夫ですか？」



『大丈夫です…』



しのぶ「私は…本当に貴女を愛してます



　 心の底から」




『…私も愛してます///』



しのぶ「可愛らしいですね♪


　 …本当に愛らしい」



『っ///』



しのぶ「…貴女が嫌って言うまで今日は


　 愛してあげます」



『…はい///…いいですよ、シても』



しのぶ「止まらないですよ？」



『止まんないでよ…///』




end…


　

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