混乱と男 ページ5
あの子供が僕だとして…でも、僕は武州にずっといたはずじゃ…
なんでなんでなんで…？
まだ深夜すぎだが、目が冷めてしまったのでワイシャツと隊服の短パンを履いてニーハイも履いて刀を持ち見回りをする事にした。
■□■
公園のベンチに座り少し黄昏れることにした。
ボクには、場所こそは分からないが母上と父上がいた。
ん？でも確か帰ってった暖簾に“ゆらリ”って…
ゆらリって中々ないからネットから拾い上げれば分かるはず…
｢お姉さん、お姉さん。｣
｢はい。｣
後ろを振り返ると顔こそは見えなかったが朱色の三つ編み姿の男がいた。
？｢吉原ってどこか知ってる？｣
うわ…それを女に聞くかと思いながらも親切に教えてやるが
？｢言葉じゃ分からないなー。案内してくれない？｣
｢はあ…｣
仕方なく案内することにした。
？｢ねぇ、お姉さん。なんで、帯刀してるの？｣
｢え、…あー女だけど特例で真選組幹部補佐やらしてもらってるんだ。｣
そう言うと男は興味深そうに
？｢へぇ…君が…｣
と一言。
？｢珍しくてこっちでも噂になってるよ。｣
｢こっち…？｣
？｢お上りさんってとこさ。｣
｢あー、そうなんですか。あ、ここから下へと繋がってますよ。では、｣
？｢ありがとうねー。｣
男を見送るとまたブラりとする事にした。
■□■
案内された男は1軒の店へと入る。
？｢いやあ道に迷っちゃって、ごめんごめーん｣
？｢こんのスットコドッコイ！！あちらさんも大分待ってたんだぞ！？｣
？｢遅せェじゃねェか。神威。｣
威｢ごめーん、晋助。いやあ…でも迷ったお陰で面白い子見つけたよ。｣
高｢ほぉ…｣
威｢真選組女隊士の人。前髪で顔が見えない…｣
？｢バカ団長！何、警察に悪党が道案内されてんだ！｣
威｢うるさいなぁ、阿伏兎。でも、あっちは気づいて無かったみたいだよ。｣
ぶーと阿伏兎に文句を言うと晋助と呼ばれた男の隣へ座る。
高｢お前が女に興味を持つなんてな…｣
威｢警察にいるなら、強そうだなって。｣
ふぅっと紫煙を吐き出すと男は
高｢そうかィ｣
とただ一言。面白そうに妖艶に笑むのであった。
夜の街はネオンで輝いている→←やっぱり生きていると大体ろくな目に合わない
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叶優(プロフ) - すみません！手違いでイラストが反映されていませんでした。イラストが見れるようになったのでぜひ見てください。 (2019年6月18日 23時) (
レス) id: 03562ee42c (このIDを非表示/違反報告)
はかたのォしお！！ - 更新頑張ってぇぇぇぇ (2019年6月15日 14時) (レス) id: ec73fc1a8a (このIDを非表示/違反報告)
叶優(プロフ) - クミコさんさん» ありがとう。…いやでもなぜこんな事になってるんだ… (2019年6月3日 21時) (レス) id: 03562ee42c (このIDを非表示/違反報告)
クミコさん - 初コメ失礼しやーす！この作品、面白くて好きです！更新楽しみにしてます！ (2019年6月1日 17時) (レス) id: 6cd51c2a27 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：叶優 | 作成日時：2019年5月30日 18時
