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第22話 ページ26

仲間…元仲間…

総統………ジャミア……

仲間…

その概念を押し付けながらあいつは私にナイフを刺した


あいつは失敗すれば殺される

あいつが成功すればグルッペンが殺される


分からない……


分からない…


答えの見えない事を考えていると、いつの間にか待機テントに戻っていた。

ゾムが大声を出してぺ神を呼ぶ。



ゾム「ぺ神っ‼
早よ来てくれっ‼
Aがっ‼」

ぺ神「っ⁈
早くこっちにっ‼」


『………』


椅子に座らされてまずは矢などを抜かれる。


ぺ神「痛かったらごめんね…。」

『痛みはないわ。
気にしなくて良いのよ。』


オス「Aっ……」

『あら…外交官……。
トントンの具合は…どうかしら…?』


トントンと総統…それにジャミア……

考えないといけないの……疲れるわ…



オス「…今は…落ち着いてるよ…
Aも…どれだけ無茶を…」


『…トントンが…無事なら…良かったわ…。
ねぇ…ちょっと眠たいの…。
治療…しにくかったら…放っておいて大丈夫よ……』



私はそのまま目を閉じた。




【オスマンside】


スッと身体の力が抜け、倒れていくAを慌ててぺ神が支える。


放っておくとか…するわけない…!



『ぺ神、何か手伝えることある?』


ぺ神「…どうだろ…。
でもかなりの出血量で、下手すれば…」


話しながらも、その治療の手を止めないぺ神。


ゾム「ちょっとすまん……Aに着いときたいけど、シッマ達のほうに行かなあかん…。
後は頼んだで。」


そう言って立ち上がるゾム。


『分かった…』



ゾムが、テントを出ていく。



ぺ神「オスマン、ちょっと血を分けて貰える?
このままじゃ、出血が酷すぎて本当に…
Aの血、僕とオスマンだけ同じ血液型だから…」


傷口を消毒して縫う

それを幾つか繰り返した時に、ぺ神がそう頼んでくる。


『勿論っ、幾らでも使ってっ…』



俺の血で助かるなら…幾らでも…


ぺ神に言われた通り大先生を呼んできて、俺もぺ神も血を抜いてもらう。



ぺ神「本当なら、細かい検査をしないといけないけど、今はそんな時間ないね。

大丈夫、輸血できるかどうか必要不可欠な検査は済ませてあるから。」




普段から、俺らの体調を気にしてくれるぺ神が言うなら間違いないだろう。






『無茶…しないでよ…』

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向日葵(プロフ) - 黒兎さん» 何卒、よろしくお願い致します!m(_ _)m (2021年4月9日 1時) (レス) id: 147319149f (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - 黒兎さん» 黒兎様、ご報告ありがとうございます!また、返信が遅れてしまい申し訳ありません!【設定した名前(省略】というのに致しましては、目次の1番下の設定にて変更する事が出来ます!こちらの説明がかなり拙いため、解決しない場合他にご不明な点があれば再びご連絡下さい (2021年4月9日 1時) (レス) id: 147319149f (このIDを非表示/違反報告)
黒兎 - すみません! 第11話にミスがありましたのでご報告させて頂きました。夢主の名前が、【設定した名前の最初2文字】になってます! (2021年3月29日 18時) (レス) id: 80b7b02781 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - 雪餅さん» 雪餅様、コメントありがとうございます!そう言って頂けてとても嬉しいです!続編の件も了解です! (2019年8月31日 0時) (レス) id: 6b871adc31 (このIDを非表示/違反報告)
雪餅 - コメント失礼します!とても面白かったです!!もしよければ続編もみたいです! (2019年8月30日 7時) (レス) id: 6af2d97fdd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:向日葵 x他1人 | 作成日時:2019年6月26日 0時

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