第９話 ページ12
【鬱先生side】
バレていた…？
隠していた小型ナイフ。
ちょっと脅しに使おうかなと思って、右手に隠し持っていた。
不自然な行動はなかったはずなのに…
彼女は分かっていた。
ナイフを指摘して、部屋に入る彼女。
その表情は、一切変わらない。
何を考えて、何を思うのか一切分からない。
【Aside】
自分をAと決められた日から数日。
相変わらず監視状態だが監視をする幹部の人たちとは一切会話を交わさなかった。
ただ、近々戦争があるらしく少しの緊張感だけはひしひしと伝わってくる。
だからと言って私は何にも思わないけど。
グル「ーーでーーーー。」
会議に集められて今の状態をグルッペンが説明している。
相手はβ国…ね…。
グル「また、今回の宣戦布告の理由は向こうのスパイを我々が殺してしまった、と言う事だ。」
「「⁈」」
グル「その殺した人間は、向こうの幹部で(((」
コネ「待てや、グルさん‼
俺ら、そんな奴殺してないで⁈」
シャ「そうやで！
それは向こうの勘違いとちゃうか⁈」
グル「残念ながら、事実だ。
確かに、お前達は手にかけていない。」
そう言って、私の方を真っ直ぐに見つめてくる総統。
他の視線も徐々に集まる。
『へー…あの国それが目的だったわけね…。』
コネ「お前…何か余計な事……‼」
バンッ
強く机を叩くコネシマ。
『知ってるも何もスパイを殺したのは私よ？』
コネ「…はぁ⁈」
『私が元いたグループはね？
依頼が来ても私達は簡単には引き受けないの。
その依頼が自分に合っているかどうか。
それを自らの力で情報を得てから受けるか受けないかを決めるわけ。』
全員が黙って聞く。
『そのグループでの最後の仕事になってしまった仕事。
私に来たのは我々国にいる女幹部を殺す依頼。
理由は彼女が任務期間を引き延ばし続ける事に対する不信感。
それと任務を失敗する前に、情報を漏らされる前に殺す、それが依頼だったの。』
ゾム「…！
それって…まさか…‼」
私は、淡々とした口調で続けた。
『私はその依頼を受けて遂行した。
任務自体は達成、そしてあなた達に捕まった。
まぁ結果的に向こうの狙いは難癖つけてこちらに戦争をふっかける為だったわけね。』
シャ「ほなお前っ…ルナがスパイやったって言うんか…⁈」
わざわざ席を経って私の胸ぐらを掴んでくるシャオロン。
瞳孔が小さくなっている。
『えぇ、そうよ。』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 344人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
向日葵(プロフ) - 黒兎さん» 何卒、よろしくお願い致します！m(_ _)m (2021年4月9日 1時) (
レス) id: 147319149f (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - 黒兎さん» 黒兎様、ご報告ありがとうございます！また、返信が遅れてしまい申し訳ありません！【設定した名前（省略】というのに致しましては、目次の1番下の設定にて変更する事が出来ます！こちらの説明がかなり拙いため、解決しない場合他にご不明な点があれば再びご連絡下さい (2021年4月9日 1時) (レス) id: 147319149f (このIDを非表示/違反報告)
黒兎 - すみません！ 第11話にミスがありましたのでご報告させて頂きました。夢主の名前が、【設定した名前の最初2文字】になってます！ (2021年3月29日 18時) (レス) id: 80b7b02781 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - 雪餅さん» 雪餅様、コメントありがとうございます！そう言って頂けてとても嬉しいです！続編の件も了解です！ (2019年8月31日 0時) (レス) id: 6b871adc31 (このIDを非表示/違反報告)
雪餅 - コメント失礼します！とても面白かったです！！もしよければ続編もみたいです！ (2019年8月30日 7時) (レス) id: 6af2d97fdd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：向日葵 x他1人 | 作成日時：2019年6月26日 0時
