１１話 ページ14
ー当日ー
コネ「パーティとか久しぶりやなぁ‼
な、Aもそうやろ？」
『はい！
とても楽しみです！』
楽しみではない。
私にとって、行かざるおえないだけのパーティ。
まぁ、それはとなりで不機嫌さ全開の彼にも当てはまる事。
『トントンさん、大丈夫ですか？
気分が悪いのですか？』
一応、そんな言葉をかけておく。
と言っても、この人の場合は吐き気などの気分の悪さではなく、嫌いな女がとなりに着飾って座っていることへの苛立ちだろう。
トン「…あ？…あぁ…心配せんでええ……」
『無理はなさらないでくださいね…？』
返事はない。
ただ、私とは逆のほうに目線をやる。
………子供か…
思わず頭の中で悪口を浮かべてしまう。
今日のパーティに行くのは、トントンさん、コネシマさん、オスマンさん、シャオロンさん、エーミールさん、私の6人。
本人達に、その力があるからと護衛や付き人を連れずに参加する一国のトップなど、他には居ない。
トン「…ハァ……。」
誰にも聞こえないような溜息をつくトントンさん。
溜息はこちらがつきたいぐらいなんですが？
長い時間馬車にゆられてようやく会場に着けば、無駄に煌びやかな明かりに私はめをほそめた。
馬車から降り、仕方なしのエスコートをトントンさんにされる。
見るからに嫌々で、されるこっちが不愉快だ。
でも、表面は婚約関係にある為、こうしなければ悪い意味で注目を集める。
途中からは案内人が会場まで案内をしてくれ、赤い絨毯の上を歩き続ける。
ダンス用のクラッシックの音がだんだんと大きくなっていく。
会場に入れば、我々国御一行様、と大きな声をはりあげて紹介される。
すると、凛々しい顔つきの男性がこちらに歩いてくる。
その後ろからは若い女性。
顔はどこか幼気なさが残り、可愛らしい。
また、その人がまとう雰囲気は大人っぽく……でもどこか棘がありそうな人。
「お久しぶりです、オスマン外交官。
よく来てくれました。」
男性が笑顔で浅く礼をすると、それに合わせて優雅に男性よりも深く礼をする女性。
オス「お久しぶりです、キルト王子、メリル王女。
お変わりなさそうでなによりです。
メリル王女も、以前よりまた一段と綺麗になりましたね。」
メリ「…ふふ…ありがとうございます。」
ーーーーーーーーーーーー
♯キルト王子
・α国の王子
・メリル王女の兄
♯メリル王女
・α国の王女
・キルト王子の妹
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向日葵(プロフ) - すみれいんさん» 同じ文でも、何度か読むとやはり違見解が出来て、話が広がりますよね！更新の方は遅れていて本当にすみません！m(_ _)m (2020年1月11日 14時) (
レス) id: 6b871adc31 (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - 今更新されているところまで読んでからここに戻って1から見るとまた見方が変わっていいですよね。こう…捉え方が変わってきます！！ (2020年1月6日 15時) (レス) id: 0dc2b364d7 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - きのこ(em推し)さん» 返信遅れてすみません！m(_ _)m面白いと言っていただけてとても嬉しいです！応援もありがとうございます！♪( ´▽｀) (2019年10月6日 13時) (レス) id: 6b871adc31 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(em推し) - 面白かったです。応援してます。続編行ってきますｗ (2019年10月3日 11時) (レス) id: 4906f728aa (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - hasuki-さん» お祝い有難うございますっ！！とても嬉しいです！♪( ´▽｀)夏休みに入ったので、おそらくペースがもっとあがる“かも”しれません！（あくまで“かも”です(･･;)） (2019年7月20日 13時) (レス) id: 6b871adc31 (このIDを非表示/違反報告)
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