検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:13,782 hit

3話 ページ3

「佐藤先輩!」


『はい、なにかな?』



ご指名頂きました。今日も大毅は告白かー、遅くなるかなー


なんて思ってた。


「あの、放課後、空いてますか!」


あれ、いつもと違うパターン

みんな教室にいる?てくらい静かで


『きょう、は大毅なら予定あると思うけど』


いつもは大毅の名前は出さないのにびっくりして出しちゃった

「違います!佐藤先輩に来て欲しくて!」



えぇ

俺!?


何言われるんだろ

てか......、うん



『分かった、どこに行けばいい?』



小さな声でクラスのみんなに聞こえない音量で話すと、相手の後輩も小さい声で使われてない物置教室を言って帰って行った。






ざわつく教室、めっちゃ見るじゃん

赤「A、なんかあったん」


紙パックジュースを持って帰ってきた大毅に何故か安心して、大毅のシャツのすそを引く。


『今日、あの、俺が呼び出されたから、おそくなる....、?』

赤「なんで疑問形やねん、待っとるわ」




クシャ、と頭を撫でられて、大毅に同じりんごのジュースを貰った。

『帰ってもいいのに』

赤「あかん、待っとるから帰ってきて」


大毅は優しいなぁ、そう思いながら机にりんごジュースを置いて肘を着く


『そういえば、大毅が告白された時いつもなんて返事してんの?』

赤「.....うーん、嬉しいけどごめん、とかシンプルやな」


へぇ

『大毅って色んな人に好かれるのに彼女出来たことないよねー』

赤「Aとおる方が楽しいしなー」



もー、嬉しい言葉だ


でも、やっぱり俺が交友関係とか、恋愛とかの幅を狭めてんだなって実感した

ごめん、ほんと


『俺も、大毅といるの楽しいよ....』


いつか一緒にはいなくなるのかな、



ちょっと寂しい







もう、放課後?

早くないですか、あと2時間くらいあるイメージだったんだが


『い、行ってくる』

赤「遅かったら下降りて様子見に行くわ」


『うん』








赤「.....は」



赤「A、AAAAAA.....はは、」


誰かも知らんやつには渡したらん


俺のA....

4話→←2話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (48 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
126人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ウサたろ | 作成日時:2021年11月25日 8時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。