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12話 ページ13

泣き疲れたのか、安心したのか

『神ちゃん、ベッド借りるね』



ええよ、と返事をもらい、大毅をゆっくり寝かせる


『ごめん....なんか』


驚いた表情を少ししていたけど、2人ともすぐ穏やかな顔で俺が話すのを待ってくれた



『....俺、異性とか、そういう行為が苦手で、また大毅も揃った時に...ちゃんと話すけど、理由を』

『1番近くでずっと支えてくれて、でもそのせいで多分、大毅は彼女とかも作らなかったんだと思う....それに、俺が嫌な記憶を思い出すんじゃないかって、いつも気を張って....』



だから、たまに大毅を不安定にさせちゃう




緑「シゲにキスされて、嫌な記憶は....」

『....それが、全然』




逆に何故か安心したと言うと、流星くんは神ちゃんを撫でると




青「それは、シゲはAが好き、その想いを感じ取って、嫌やなかったから、記憶のものと違って」

青「俺らみたいに好き同士か今は分からんでも、抱きしめて、キスできる相手がシゲやってこと、誰よりも大切にしようとしてること、少し頭に入れて置いてや」


そして、大毅の俺への想いも、俺のことも、気にかけてて、応援してるし、相談して欲しいし、力になりたいことを忘れないようにと言ってくれた。





涙の跡が残る、あどけない表情の大毅

さっきの顔を赤くして見つめて、可愛いと言ってくれた大毅

キスをしてくれた大毅

俺の事を思って思い詰めてしまった大毅




全て嫌じゃなくて

この気持ちの答えは、


焦らず、ゆっくり支え合って成長できた時に抱きしめたいと思った




流されるものじゃなくて、一緒に答えを見つけたい。




そんな、ある一日。

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作者名:ウサたろ | 作成日時:2021年11月25日 8時

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