金田一少年と皇少女の事件簿 2

金田一少年の殺人8 ページ44

はじめside


俺は周りを見渡す


もしかして
誰かにつけられてる？


はじめ「うっ...」


急に頭に電気が走ったような痛みがし
しゃがみこむ
するとだんだん手が震え始める


はじめ「なんでっ...」


そして脳裏に
Aによく似た人と
俺...？によく似た人が
お互いを慰め合っているような風景が映る

そして場面は切り替わり
Aとよく似た人と
俺によく似た人が

子猫を黒いバックに入れ
連れ去る様子が見える


そしてまた場面は切り替わり

Aに似た人と
俺に似た人に知らない人が銃？
のようなものを渡していた

そこで映像はプツッと切れた
全て音は聞こえない

でも何故か懐かしかった


はじめ「あっ...Aは...？」


どんどん体温と心拍数が上がり息が苦しくなる
そして頭の中がAでいっぱいになる


はじめ「今...Aは...大丈夫かな...
誰かに酷いことされてないかな...」


心の中がAに会いたいって
気持ちと会えなくて寂しいって
気持ちが混ざり合う

会いたいと寂しいは似てるけど違う



はじめ「Aっ...」


すると突然
頭の中にぴしゃっと
Aの声が聞こえた


《離れていても...ずっとずっと一緒だよ》


するとだんだん体温と心拍数が
元に戻り落ち着いてくる


そして俺はまた立ち上がった



Aside


一方そのころ


私は朝から校長室に来ていた


校長「おや？皇君ではないか
もうすぐホームルームが始まるぞ？」


私はトランクケースを
校長先生の机にドンッと置き

鍵を外し開ける
そこには


校長「おぉ...！」目が￥


大量の札束が


『この中にはざっと50万は入っています

私は今日から数日休むので

無遅刻無欠席というていにしといてください』


校長「おぉ...！はっ！

いや！だめだ！
ちゃんと教室で皆と
一緒に授業を受けるんだ！」


『はぁ...じゃあ
10万追加します』


校長「だめだ！」


『ではもう10万追加します』


校長「だめだ！

皇君！君、金遣いが荒いぞ！

君の家の教育はどうなっておる！
君の親はいつも顔を出さないじゃないか！

親の顔を見てみたいよ！」


『両親は既に他界しています
あと、
私の両親を侮辱しないでください
侮辱罪で訴えますよ』


校長「....」


『まだ意地を張りますか？
ではもう10万追加します』


校長「っー！

分かった！無遅刻無欠席にしておく！
金は要らん！

ただし！
また登校し始めたら
テストで95点以上取れ！」


『交渉成立です』ニヤ







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