金田一少年と皇少女の事件簿 2

金田一少年の殺人1 ページ37

Aside


今日はあの有名なノンフィクション作家
橘五柳の別荘のパーティーに来ている


いつき「で暗号解読の
強力な助っ人ってのは？」


剣持「あぁ...あれ？

あっあそこに」


『あ、はじめ、これいる？』


と私ははじめにフォークで
すくったケーキをみせる


はじめ「ん、いるいる！」


『はい、あーん...』


はじめ「あーん...

んー！フフフ...」


いつき「あれが...？」


佐木「あれ？なんか...
あんなに距離近かったっけ？
関節キスだし...」


大村「どうも どうも どうも どうも！」


はじめ&A「『あぁ〜どうも どうも どうも...！』」


大村「大村です」


と大村さんが名刺を渡す


はじめ「金田一でーす」


『皇ですー』


佐木「あれ アイドルの桂木優里奈だ」


時任「本当は女優の
蝶野スミレを呼ぶはずだったのが

橘先生の希望で急遽あの
グラビアアイドルに変わったとか」


野中「若い子がよかったんでしょ

大先生っていっても
中身はただのスケベオヤジよ」


そしてドアが開く音がした


いつき「おっ！橘五柳だ」


橘五柳が出てくると
会場に拍手が鳴り響く

そして橘五柳はスタンドマイクの前に立った


橘「欲に目が眩んだ
お集まりの皆さん
私の別荘へようこそ

これからお待ちかねの
暗号ゲームを始めよう

完成した原稿は
メモリーカードに収め
ある場所に隠してある

暗号が解ければ
その場所は分かる

今度の作品は
ある社会悪を暴いた
ノンフィクションだ

そしてこの新作には
今日このパーティーに来ている
人間が1人実名で出ている」


その言葉に周りはざわめき始める


橘「この新作が世に出れば
その人物は確実に罪に問われる

心当たりがある者は
先を越されぬようせいぜい頑張りたまえ


そして今日はスペシャルゲストがいる

この方だ！」


私にスポットライトが当てられる


『え？え？何何...？』


そしてまた周りはざわめき始め
視線が一気に私に集まる


はじめ「え？どういう事？」


橘「この方はあの偉大な推理漫画家

皇 (すめらぎ ) 柚姫(ゆずき)の孫であり...




皇家の現当主だ！」


はじめ「現当主...？

あ〜...そういう事ね
Aの両親は既に
他界しているから

現当主はA
って事になっちゃうのか」


橘「そう、皇家とは政治家ほど
権力があると言われている

有名な一族だ」





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