金田一少年と皇少女の事件簿 2

トイレの花子さん殺人事件8 ページ26

Aside


伊能が肝試しをしている間

既に終わった私たちは線香花火をしていた


美雪「遅くない？伊能さん」


鳴沢「飽きて帰っちゃったとか？」


真紀「あいつホントに花子さんに
連れていかれればいいのよ」


獅子島「まあまあ！」


獅子島さんがスマホの時計をみると

既に23:00だった


獅子島「帰って来ねぇな」


真紀「スマホも通じない」


と真紀さんは言った

多分連絡してみたのだろう



そして全員で探しに行く事になった


真紀「伊能くーん？」


鳴沢「伊能さーん！」


美雪「伊能さーん？いますかー？」


そして花子さんのトイレまで来た


獅子島「伊能！」


返事がないので
獅子島さんが花子さんのトイレを開ける


でも中には誰もいなかった


獅子島「缶のピンポン球は全部無くなってる」


真紀「ってことは
ここには来たって事だよね」


美雪「あっ！」


はじめ&A「『えっ何！』」


美雪「え...これって


血！？」


鳴沢「こっちにも！」


そして私たちは血の跡を辿って行く

それは外まで続いていて
まだ跡は続いていた


獅子島「これどこまで続いてんだよ！」


血を辿って行くと
するとそこには
墓の様な石に血が付いていた


真紀「えっ...何これ」


はじめ「"花子之墓"？」


美雪「さっき言ってたお墓？」


『多分、そうだと思う』


そしたら獅子島さんがお墓に着いた
血を触る


獅子島「これ...

血じゃなくてインクだな」


鳴沢「はぁ...何だ

また伊能さんのイタズラか」


真紀「はぁ...ホントタチ悪い

帰ろ帰ろ」


美雪「えっいいんですか？」


真紀「イタズラだよ


私たちが怖がるの見て
陰で笑ってんのよ」


鳴沢「もう1時ですね」


真紀「帰ろ帰ろ

まじでムカつく」


そうしてみんなは次々と帰っていく


私は花子さんの
お墓がちょっと気になったので
はじめと少し見て帰ろうとする


すると


『あれっ？みんなは？

あら？はじめも居ない』


前を向いたあと後ろを向いてまた
前を向こうと振り向くと


道のど真ん中に

上から血が流れている
花子さんのお墓があって

ロウソクまで立ててあった


『えっ？』


すると服の裾を下から誰かに引っ張られ
ゆっくり下を向くとそこには
血の付いた人形を持った女の子が...



女の子「あ〜そ〜ぼ...」


はじめ&A「『うわ〜！


えっ？えっ？』」


気づいたらここは民宿所だった
そして何故かはじめの声が
隣の部屋から聞こえた





文字数

トイレの花子さん殺人事件9→←トイレの花子さん殺人事件7

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す