金田一少年と皇少女の事件簿 2

トイレの花子さん殺人事件7 ページ25

Aside


美雪がドアを開けると
そこには


はじめ&A「『うわぁ〜〜〜！！』」


美雪「はじめちゃん、A！うるさい！」


はじめ&A「『うぅ...すいません(泣)』」


佐木「あっ

あの中に入ってるピンポン球を
1個もって行けばいいんですね」


美雪「じゃあお先に」


『み、美雪！私のも取って！』


美雪「はいはい


はいこれAの分


じゃあお次どうぞ」


そして今度は佐木君が個室に入って
しっかりボールをとってくる


美雪「はい次！はじめちゃん早く行って！」


はじめ「はい...(泣)」


はじめが個室に入った後
ガタッと音がしコロンコロンと
何かが落ちる音が鳴った


はじめ「あ！！」


『はじめ？どうかした？』


するとはじめが個室から顔を出した


佐木「どうしたんですか？」


はじめ「あのさ...頼み あんだけど──」





そしてやっと外の非常口の階段
に辿りつく


美雪「はぁ...」


佐木「はぁ...怖かった」


はじめ「そうか？

別に大したこと無かったけどな！」


『う、うん！

た、た、たっ楽しかったよね！？』


はじめ「だよなぁ！」


私は凄い勢いで首を縦に振る


はじめ「よし！帰って卓球だ！」


はじめは腕をブンブン振り回す


美雪「ねぇ誰かいる」


『え...？』


そう言われて階段から下を見下ろす


真紀「ちょっとやめて！無理だから」


伊能「何でだよ」


伊能さんが真紀を
後ろから腰を掴んで捕まえる


伊能「まだ好きなんだろ？」


そして伊能さんがキスしようとするが
寸前のところで真紀さんが突き飛ばす


真紀「ホント最低！」


獅子島「真紀ー！！

大丈夫か？」


獅子島さんが駆けつける


伊能「おい笑もしかして
獅子島と付き合ってんの？笑」


獅子島「は？」


美雪「伊能さんって真紀さんの
元彼だったんだね」


『ね』


はじめ「ほぉ〜

あんな狭いサークル内で
三角関係かぁ〜」


佐木「自分からはあんまり
ガツガツ行かない癖に

人の恋愛には食いつきいいっすね」


鳴沢「どうしたんですか？」


すると後ろから声を掛けられる


美雪「あっ...」


伊能「悪いこと言わないからさ

俺がいい女紹介してやるよ」


伊能さんの声が聞こえるので
鳴沢も階段から下を見下ろす


するとこちらに気づいて上を
向く伊能さん


伊能「次は俺かよ...」


真紀「早く行きなよ

もう10時だよ」


伊能「行くさ

あーあ...つまんねぇな！」


そう言って病院の中に入って行った



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