喧嘩するほど仲がいい【不死川実弥】 (ページ18)

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第拾陸話ページ18

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アオ｢桜さん！｣

部屋を出て丁度、アオイさんが隠の方を連れてやって

来た。

アオ｢ごめんなさい、手伝わせてしまって。｣

『お易い御用です！』

えっへん、と言うとアオイさんに一礼された。

後藤｢緑川桜様じゃありませんか！｣

隠の方が急に大きな声を出したので吃驚したが、直ぐ

に誰だか分かった。

『その声は、後藤さん！お久しぶりです！』

お辞儀をすると、後藤さんにも一礼されてしまい、背

負っている人が落ちそうになっていた。

どこかで見た事ある顔だった。

『貴方最終選別の時にいた、狐のお面を被っていた

人ですか？』

そうそう、耳飾りも特徴的だったのでよく覚えてい

た。

　｢はい！｣

『お大事に。

治ったら、是非手合わせしましょう！』

そう言って手を振った後、残りの仕事を終わらせた。

カナヲと手合わせするのはまた今度にしよう。

そう思いながら、私は蝶屋敷を出た。

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