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色のない世界で過ごしていた。

黒と白、それと、大っ嫌いで仕方ない、赤。


人の言う色がわからなかった。


お空が綺麗という言葉の意味がわからなかった。

燃えている火がキラキラしているという言葉の意味がわからなかった。


唯一わかったのは、皆の髪の毛は黒か白で、赤の混じる私が異色で、気持ちの悪いものだということ。


だって、狭い狭い、私の世界であるお母さんがそう言っていたのだから、そうなのだろう。



色付く。



溢れる色。

見上げた空は綺麗だった、涙が出るほど。

暖炉に灯る火はきらきらとしていた、目を覆い隠してしまうほど。


_______だって炎と同じ色なのでしょう?凍える身体を温めてくれる暖炉の火と同じ色__


私の赤は、暖炉のそれと、きらきらとしているそれと、同じ色をしているのだと、初めて知った。



色が消える。


白も、赤もない、真っ暗な世界。

果てのない、ただの黒。


涙が溢れるほど、綺麗だった空に堂々と構えるお日様。色の見える世界で一等に好きだったもの。


もう一度_______



「助けてって音が、聞こえたから」



眩しくて、目を閉じたくなる。それでも尚、手を伸ばさんとする。


貴方は私の、果ての希望。執筆状態:更新停止中

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いーさん(プロフ) - 夜月悠さん» 嬉しいお言葉をありがとうございます!とっても嬉しいです!はい!頑張らせて頂きます!ありがとうございます! (2019年10月19日 15時) (レス) id: 4740787582 (このIDを非表示/違反報告)
夜月悠(プロフ) - 貴方の作品を見ていると、心揺さぶられます。文章を読んでいるだけなのに自然と感情移入してしまうほどの、文章を書く貴方は凄いです!長々と話してしまいそうなので…言いたいことだけ言いますね!!"無理せず更新頑張ってください!!応援してます!!"です!! (2019年10月19日 1時) (レス) id: 8014d49c6f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いーさん | 作成日時:2019年10月18日 22時

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