ハチミツイロ＿＿Reo (ページ5)

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普通だったらあんなあっさりした返信

脈ないってがっかりするんだろうな。

でも俺は、そんな反応がなんか新鮮で

余計気になるんだ。

隼「どうだった！先輩」

スタジオ着くとテンションMAXな隼

「LINE交換して、明日放課後少し会う」

隼「え！？省略されすぎてて意味分かんないんだけど！他に何話したの！？」

「それしか話してねえよ」

隼「放課後会って何すんの？」

「んー、話？するかな」

そういえば何も考えてなかったけど

…てか、あわよくば告ろうかな、なんて…

隼「告るにはまだ早いと思うよ？」

「…だよね笑」

．

＿＿＿次の日、放課後。

待ち合わせ場所なんて特に決めてないから

とりあえず下駄箱でまた先輩のこと待った。

『あ、玲於くんだ～バイバイ』

「……(だれ)」

A「玲於くん、お疲れ」

「…あ、A先輩。」

玲於くんって…

呼ばれるのがA先輩だと

こんなに気分違うんだ。

「…呼び捨てでいいっすよ」

A「そう？じゃ、玲於。」

少し微笑んだ先輩

自分で言ったくせに

なにちょっと緊張してんだ、俺

少しだけ早くなった心臓

綺麗なハチミツ色の瞳と、長い睫毛

…A先輩の目、好きだ

A「話したいことって？」

「あー、話したいこと…特に決めてなくて」

A「えっ？なにそれっ笑」

あははって

A先輩が、初めて声出して笑った。

…なに、こんな顔して笑うの、この人

胸のあたりが、くすぐったいっていうか

なんか、変な感じになる。

なんだろう、この感じ…

A「もう、用ないなら帰るよー？」

そう言って歩き出そうとする先輩の細い腕

とっさに掴んでて

.

玲於「A先輩、好きです！！」

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