ハチミツイロ＿＿Reo (ページ23)

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Aside＿＿

コンビニでココア買ってもらって

玲於は相変わらずコーラで

公園に戻って二人で隣同士に座った。

「玲於、帰んなくて大丈夫？」

玲於「俺はよゆーっす。先輩一人いやでしょ？」

「ん…まあそうだけど」

玲於「俺も先輩と居たいし」

…玲於は、素直だよね。本当に。

どんな時も自分の気持ちに素直だから

周りに理解されないこともあるけど

玲於はそれでも、自分の思った通りに

自由に生きてる。

私も玲於みたいになりたいって

いつも思う。

「…ありがと、玲於。」

ちらって横見たら、

思いがけず目が合って

恥ずかしくなって逸らそうとしたけど

軽く頷いて笑ったその瞳から

目が離せなかった。

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「…ねえ、なんで分かったの？」

玲於「ん？」

「…悲しいことあったって」

横でコーラ片手に肉まん食べてる玲於

踊りまくってお腹すいたんだって。

私にも買ってくれようとしたけど

この時間だしいつも買ってもらってるし

いらないって言った。

玲於「ああ、だって先輩今日、学校でもあんまり元気なかったし、気になってたからですかね」

「だから、学校でも、なんで？」

なんで普通にしてるのに、気付くの？

今日だけじゃない。

いつも玲於は、

言ってないのにいろいろ気付いちゃうから

たまに本当にびっくりする。

玲於「…いや、気付きますよ。そりゃ…」

って顔を逸らした玲於

「なんで？」

玲於「…だって……」

ゆっくりと目を合わせた玲於は

ニコ～って笑って

玲於「俺エスパーだもん」

なんて言うから

結局あんまりよく分かんなかったけど

玲於の笑顔見たら

なんだか安心してしまった。

．