君にどう好かれるか考えるー６ー (ページ35)

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２５７話：好きページ35

貴方「か…カル…」

カルラ「こうやって、顔を近づけられて…」

カルラが私の耳元で囁いてくる。

カルラ「顔赤くして……、拒む事も出来ないまま、口付けを許したんだ…？」

貴方「ち、ちが…！」

カルラ「良いよ、わかってる。アレは大ガマが無理矢理した事。どう…？想い人以外と口付けを交わす感覚は…。」

貴方「どうって……私は…」

カルラ「ダメだよ…？男を疑わないと…。それとも、そんなに大ガマの口付けが良かったの…？」

貴方「か…カルラやめて…！そんなんじゃ…」

カルラ「ごめんね？でも……1つ覚えてて…。」

貴方「…え？」

カルラが隣の部屋へ戻ったのと同時に、
私は布団を握りしめた。

長い髪が頬をつたって布団の上に垂れる。

貴方「どう…して…………」

カルラ『Aが好きだ。』

わからないよカルラ……。
だって…アナタは私の事嫌ってたんじゃないの…？

大ガマの邪魔をしたって…
本当にそういう事なの……？

どういう顔して会えばいいかわからないよ……。

貴方「私が……好きなのは………」

エンマさんの…はずなのに…………

どうしてこんなに、心臓がドキドキしてるの…？

女郎蜘蛛「あらあら…。面白くなってきたじゃない。」