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２３５話：結界 ページ12
カルラ「キュウビ！」
キュウビ「何だい、騒々しい。」
地下牢の入口近くにキュウビは居た。
貴方「こんな所で何をしてるの？」
キュウビ「ああ…、さっき結界が破かれてね…。少し見に来たんだ。」
烏天狗「もしかして、僕に取り憑いてたのはその鬼……？」
キュウビ「何？侵入者がもういるって言うのかい？」
カルラ「そいつは僕がもう倒したんだけど、もしかしたらまだ中に居るかも。結界を破いてくるなんて……、それに烏天狗に気付かれずに取り憑くなんて、低級の鬼では無いよね。」
キュウビ「そうだね。僕はもう少しここを見張っておくから、君達は閻魔大王様に会ってきてくれないかな。」
カルラ「……わかった。」
烏天狗「……大ガマ達、呼んでこようか…？」
カルラ「今離れて行動するのは危険だ。行くなら3人で行こう。」
貴方「……あの」
カルラ「どうしたの？」
烏天狗「背中とか足とか痛む…？」
カルラと烏天狗が心配そうに見つめてくる。
貴方「その……、鬼が血を欲する理由って…なんだと思う？」
カルラ「さっきの鬼の言葉を気にしてるの？」
貴方「………うん。」
烏天狗「もしかしたら、閻魔大王様なら知っているかもしれないよ。」
カルラ「今の僕達じゃ、手掛かりすら探せないよ。早く行こう。」
貴方「うん」
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作者名：暁兔 | 作者ホームページ：
作成日時：2019年8月25日 14時
