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２３４話：疑問 ページ11
カルラ「烏天狗！」
白虎の間へ飛び入り、カルラは叫んだ。
烏天狗はうーんと唸りながら目を覚ます。
どうやら眠っていたみたいだ。
烏天狗「あれ……Aとカルラ…？何かあったの？」
カルラ「何かあったの？じゃないんだけど！お前、鬼に魂抜かれてたんだよ！？」
烏天狗「え……？」
貴方「烏天狗……何か変わったこととかあった？」
烏天狗「……夢みてたんだけど…僕が、Aを押さえつけて………すごく生々しかった」
カルラ「夢に見たものが現実になっていたのは覚えてる？」
烏天狗「え！？それは知らない！僕と同じ姿をした奴がAを襲っていて、僕自身は部屋の隅からそれを見るしか出来なかったから…」
貴方「やっぱり…何かが烏天狗に取り憑いてるいたのかな……」
カルラ「………キュウビ達に話しに行こう。こういう事は秘密にしてても良いことは無いと思う。」
烏天狗「そうだね、またあったら困るし………」
貴方「…」
烏天狗…いや、ニセモノの鬼は
血を欲しがっていた。
鬼の血を飲めば、鬼になることができる。
だけど、鬼が鬼の血を求めるって
一体どういう事なんだろう………？
私達がまだ知らない何かがあるって事…だよね？
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作者名：暁兔 | 作者ホームページ：
作成日時：2019年8月25日 14時
