正反対な幼馴染

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橋本said

瑞稀のことを待ってる間にすることもないから学校の中をふらふらと散歩してた。

今日はどの部活動も休みらしく、残ってるのは生徒会と先生たちぐらいで人も全然いなかった。


でも、屋上に行った時に人がいたから話しかけてみた。


「こんなところで何してるの？」

？「人を待ってるんです。」

「もしかして生徒会の人待ってるの？俺とおんなじだね。」

？「そうです！俺は一年の作間龍斗って言います。」

「俺は2年の橋本涼。宜しくね。」

作間「宜しくお願いします！2年生の知り合いはこれで2人目です！」

「へ〜。部活とか入ってないの？」

作間「はい。帰宅部なんで…。なのでガリさん伝いに生徒会長と知り合ったぐらいで…。」

「もしかして待ってるのって書記の猪狩蒼弥？」

作間「はい！知ってるんですか？」

「中学同じだからね。瑞稀と仲良いみたいだし…。」

作間「もしかして橋本先輩が待ってるのって生徒会長ですか？」

「正解！」




作間は猪狩を待ってたみたい。

猪狩は中学の頃から瑞稀のこと慕ってるから俺ともちょくちょく話したりしてたんだよな。




作間「仲良いんですね。」

「まあ、俺らは小さい頃からずっと一緒だしね。俺は瑞稀を守る使命があるから。」

作間「橋本先輩って女ったらしで有名ですけど、大事な人がいるんですね。」

「女の子は好きだけど、瑞稀は特別なの。恋愛対象は女の子だと思ってるよ？」

作間「そうなんですね。俺はてっきり付き合ってるのかと思いました。」

「そんなわけないじゃん。そうゆうのに抵抗ない人？」

作間「はい。まあ、井上先輩も知ってますけど俺と蒼弥付き合ってるので。」

「そうなの！？へ〜、猪狩と付き合ってるんだ。」

作間「僕には橋本先輩は井上先輩のこと恋愛的な意味で好きそうに見えましたよ。」




作間はそう行って屋上を出て行った。

俺は瑞稀のことを恋愛的な対象としてみたことがなかったから正直びっくりした。

でも、言われてみれば女の子と瑞稀だったら考えるまでもなく瑞稀を優先するだろう。

でも、正直わからないな。

作間も出て行ったってことはそろそろ生徒会も終わる頃なのかな。

教室に戻るか。

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