【アイナナ】ちょとした出来事 (ページ2)

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百星が綺麗ですねページ2

日が落ちるのが早くなりもう真っ暗だ。

私が帰ろうとした時

後ろから、

百『Aちゃん！』

A 『うゎっ、って後ろから急に大声出さないでくださいよ。』

百ちゃんとは、結構仲よくて普段は気楽に喋ってるが仕事の時は別。

百『ごめん。ごめん。今から帰るの？』

A 『はい。』

百『こんな夜遅くに一人で歩くのは危ないよ。家まで送るよ？！』

私は断ったんだが、心配心配と言って聞かなかったので結局二人で歩いています。

A 『星が綺麗ですね。』

百『えっ？え～？！』

A『どうしたんですか？今日は雲がないから綺麗に星が見えますよ？』

百『えっ、あ、…う、うんそうだね。』

A『？』

百『あっそう言えばさ、お昼の時どうしたのすっごく慌ててたけど？
後、普通に喋って言いよ。』

A『あっ、あぁ見てたんだ。約束に遅れてて急いで向かったんだ。』

百『約束？』

A 『12時30分に屋上来てって言われてて』

百『それってもしかして告白？』

A 『そうだよ。』

百『そうか、良かったね！』ニコ

無理くり笑顔を作るみたいに感じた。

A『良かった？何が？』

A 『まぁ断ったけどね。他に気になる人が入るからって言って。』

百『気になる人いるの？！』

ちょと心苦しそうに聞いて来た。

A 『えっとまぁ…』

百『誰誰？』

A『う～ん』サブ『俺だよ』

A 『はっ？』

サブ『さっき振られたけどまだ諦めてないから。そうだ！今から俺の家おいでよ！夜遅いし俺の家こっから近いから！』

サブは、勝手に私の腕を掴んで引っ張った。
だが、それを引きはがしてくれた。

百『 Aちゃん嫌がってんの。見てわかんない？』

今までない雰囲気だった。いつも明るい百が急に真剣な眼差しになって。
ガチで、怒ってるってすぐ分かった。
そして百が急に私の腕を引っ張り抱き寄せられた。

百『もうAに近寄るな。』

サブ『チッ、もう男捕まえてたのかよ。』

さりげなくちゃん付けしなかった。

百『…あっごめん！無意識に抱き寄せてた！』

百『怖い思いさせたね、ごめん。痛いところとかない？』

A 『大丈夫だよ。』

A 『ボソッ(かっこよくて人思いで明るい百に憧れるよ。そんな百が好きだよ。)』

百『なんか言った？』

A 『助けてくれありがとう！』

百『どういたしまして。そう言えばさっき言ってた気になる人って？』

A『星が綺麗ですね！』

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