*好きなもの…4 ページ22
深呼吸をして眩い外に踏み出した。周りより頭一つ分ぐらい飛び抜けた男がこれまた同じぐらいの身長の男の服の裾を握っているというのは中々に見ない光景なのか、周りの視線が少し気になる。しかし、彼らがいてくれるおかげあまり気にならなかった。
ロボ「平気?」
A「おうよ…!」
若干震え声になったけど、さっきまでとは段違い。素直に人を頼って良かったなぁ…。と、彼らの優しさに心があったかくなった。
シャオ「んじゃ、まずは服買いに行きますか!」
***
シャオロンに選んで貰った淡い桜色が差し色として映えるコーデの一式を、左手に大事に抱えて次の店、雑貨屋に足を踏み入れた。
コネ「歩きながら聞いてたんけどさー、好きなもんってこう…なんか、ビビビッてくるねん!そういうの探してみ?おれも自分の好きなもんないか探してくるわ!」
ロボ「あ、ちょ、コネシマ!勝手行くなってぇ!」
ニカッと笑ってそう言うと、元気に店の奥にずんずんと進んで行くコネシマにロボロが慌ててついていった。
シャオ「ほんまシッマはすぐどっかいこうとすんなぁ」
トン「んー、まあロボロがついとるから平気やろ。てかビビビッてなんやねん!わかるわけないだろ良い加減にしろ!」
呆れ顔でため息をつくシャオロンと苦笑いのままツッコむトントンに後ろから声がかかる。
A「なーなー!見て!これ!!」
トン/シャオ「「ん?」」
二人が同時に振り返ったそこには、
トン「うわっっ!!」
シャオ「っはあ!?」
超絶にグロテスクなゾンビ……ではなく、超絶にリアルなゾンビマスクを被ったAだった。
A「あははははっ!ビビった?」
スポンッと被り物をとって楽しげに笑うA。
シャオ「いや、キモ!グロ!!ヤバイわそれ!!」
A「可愛いっしょー?」
トン「いやー、たまげたなぁw…えっ、かわ…?」
シャオ「返してきなさいw」
A「ふふっ、はぁーい」
本当、初めの第一印象はスキのないやつやと思ったんけどな。…よくわからんやつや。トントンはそう思いながら、くすりと笑った。
A「ねえ!ねえ!これってさ!」
すぐにまた声がかかる。次は何だと思いながら声のする方にシャオロンと足早に向かった。
トン「はいはい、今度は何ですか?」
A「ね、これってウサギとかいうやつ?」
そこには真っ白でもふもふした毛並みと綺麗な赤い目を持ったウサギを抱っこしているAが立っていた。
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闇音 - UPZはエーミール教授が働いて?いる大学の名前ですよ。エーミール教授が教えているのはパk学です。 (2017年7月27日 23時) (レス) id: f267177af2 (このIDを非表示/違反報告)
闇音やみぃ(プロフ) - *衣装の夢主さんの会話カッコ名前変換されてません。 (2017年5月28日 17時) (レス) id: efba8b3959 (このIDを非表示/違反報告)
サクヤ(プロフ) - 妖怪波姫さん» わわ、本当ですね…すみません直します!! (2017年4月29日 19時) (レス) id: f3b38bb195 (このIDを非表示/違反報告)
サクヤ(プロフ) - 気ままな猫丸さん» すみません直させていただきました!ありがとうございます!! (2017年4月29日 19時) (レス) id: f3b38bb195 (このIDを非表示/違反報告)
妖怪波姫(プロフ) - UPZ大学のZが、Gになっていると思います とても面白いです 更新応援してますd(^_^o) (2017年4月29日 8時) (レス) id: e7428f1fb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サクヤ x他1人 | 作成日時:2017年3月18日 18時