＊自己紹介4 ページ13
鬱「ちょっと。」
A「えっ？はい」
ずいっと顔を近づけると俺の耳元で大先生が言った。
鬱「…初めの愛想笑いより思わず笑った時の顔のがずっとカッコええで。」
そう言ってすぐに顔を離し、何事もなさげにへらりと笑って見せる。
…なるほど。暗にモテる発言も強ち嘘では無いのかもしれない。
微かに熱くなった頬を隠すように駆け足でトントンの後を追った。
＊＊＊
トン「ひとらーん？シャオニキー？おるかー？」
ここは武器庫。主に“我々”メンバー用に誂えた武器が収納してあるらしい。
「おるよー。何？」
「どうした？」
中を覗くと大ぶりで先の尖ったシャベル？スコップ？を磨いている様子で豚のバッジがついた赤いニット帽を被った人と、バツ印の描かれた特徴的なマスクを着けている白い軍服の人が刀を研いでいるようだった。
「あ、もしかしてグル氏が連れてこいって張り切ってた人？」
丸い大きな黄色の瞳をこちらに向けて尋ねる。
A「あっ、はい多分そうです。えっと、Aです、宜しくお願いします。」
あ、今度はさっきより上手く笑えたかな。
シャオ「宜しくー。あ、おれシャオロン。んーと得意料理は炒飯だよ！」
トン「嘘こけ何が得意料理やw」
シャオ「は？コネシマは美味い言っとったやんけ！」
ひと「まぁまぁまぁ…おれはひとらんらん。畑仕事と動物が好きかな。」
そう言って困ったように笑う彼は烏色の艶やかで真っ黒な瞳を細めた。
トン「これで今基地にいる奴らには皆んな挨拶したな。んじゃ、Aはおれと一旦戻って書類に記入するお時間でーす」
さっさと武器庫から俺を退出させようとするトントンにシャオロンが言う。
シャオ「ていうかさ、その前にAくん着替えさせたほうがよくない？」
ひと「あー…それは……あるな。」
トン「え、そんな酷い？」
シャオ「酷いでw」
言われて初めて自分の格好を見る。…確かにシロ軍の歩兵用の軍服はところどころ破れてほつれているし、血か何かわからない染みが乾いて茶褐色になっている有様だ。そう言えば風呂にだって入りたい。
トン「んー…、じゃあ先に軍服用意するわ。その間にAは風呂入ってき。」
A「うん、わかった。」
まだ自己紹介をして回っただけだと言うのにだいぶ疲れた。果たして、俺に“我々”として頑張れるだけの器量は備わっているのだろうか…。
少し、不安に思う。
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闇音 - UPZはエーミール教授が働いて？いる大学の名前ですよ。エーミール教授が教えているのはパk学です。 (2017年7月27日 23時) (
レス) id: f267177af2 (このIDを非表示/違反報告)
闇音やみぃ(プロフ) - *衣装の夢主さんの会話カッコ名前変換されてません。 (2017年5月28日 17時) (レス) id: efba8b3959 (このIDを非表示/違反報告)
サクヤ(プロフ) - 妖怪波姫さん» わわ、本当ですね…すみません直します！！ (2017年4月29日 19時) (レス) id: f3b38bb195 (このIDを非表示/違反報告)
サクヤ(プロフ) - 気ままな猫丸さん» すみません直させていただきました！ありがとうございます！！ (2017年4月29日 19時) (レス) id: f3b38bb195 (このIDを非表示/違反報告)
妖怪波姫(プロフ) - UPZ大学のZが、Gになっていると思います とても面白いです 更新応援してますd(^_^o) (2017年4月29日 8時) (レス) id: e7428f1fb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サクヤ x他1人 | 作成日時：2017年3月18日 18時
