＊自己紹介3 ページ12
ここは…娯楽室？軍の基地の中にこんなものまであるなんて。
基地の中は初めて見るものばかりだった。
花瓶に生けられた綺麗な花に、壁には何やら高そうな絵がかざってある。キッチン、執務室、総統室、その他様々な部屋があって、全て文献の中でしか知らないものばかりだ。
ガチャリ
扉を開けるとそこには大きなテーブルと幾つかのイスとソファが目に入る。そして、そこに紫煙を燻らせながら腰掛けていた紺色のスーツ姿の男がこちらをゆらりと見やった。
「お、トンちゃ〜ん。元気？」
へらりと笑って立ち上がる彼からは何処か陰鬱な雰囲気が感じられる。夜色の髪に夜色の目。目の下には不健康そうな隈が出来ていた。
トン「大先生は相変わらず暗いオーラ出しまくりやな。」
「えっ何それ酷ない？？？」
トン「ま、取り敢えず、Aもはよ自己紹介。」
あ、スルー？
タバコを咥えた人と心の中で同じツッコミをしながら、トントンに言われた通り、自分の名前を名乗る。
A「Aです。えっ…と、シロの国で生まれた半分不死身のミュータントですが、その、宜しくお願いします。」
自分の記憶の中にある愛想笑いを模範しながら自己紹介をしてみた。やっぱぎこちないかな？
「へぇ〜、ふーん……君がグルちゃんの言ってた子ねぇ…。」
色白で細い指を顎にあて、少し首を傾げ、彼の夜色の双眸が値踏みをするように俺を眺める。
落ち着かない。
トン「おら、お前も早く自己紹介するんだよあくしろよ」
「痛い！痛いってトンちゃあん！！わかったから！」
夜色の男を足蹴にしているトントンを見てこの人だけは本気で怒らせないようにしようと密かに思った。
鬱「どうも鬱です〜。気軽に大先生って呼んでねー。女性関係で困ったことがあったら何でも相談してくれてかまへんので。」
女性関係、というのが癪に障ったのか間髪入れず笑いながら大先生を蹴るトントン。
トン「コイツwww」
鬱「あ"ぁん↑」
A「ぶはっ…あはははっ」
思わず思いっきり吹き出してしまった。堪えきれず笑う俺を少し驚いたように見ていた二人だったが、すぐに元の顔に戻る。
トン「んじゃ、次ひとらんとシャオロンとこ行ってくるから。大先生はガバッた書類明後日までに間に合わさんと粛清するからな。」
ヒッと顔を引きつらせる大先生を尻目にトントンは行くでーと俺に声を掛けた。置いてかれないよう慌てて後を追おうとしたとこでちょっと、と大先生に呼び止められる。
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闇音 - UPZはエーミール教授が働いて？いる大学の名前ですよ。エーミール教授が教えているのはパk学です。 (2017年7月27日 23時) (
レス) id: f267177af2 (このIDを非表示/違反報告)
闇音やみぃ(プロフ) - *衣装の夢主さんの会話カッコ名前変換されてません。 (2017年5月28日 17時) (レス) id: efba8b3959 (このIDを非表示/違反報告)
サクヤ(プロフ) - 妖怪波姫さん» わわ、本当ですね…すみません直します！！ (2017年4月29日 19時) (レス) id: f3b38bb195 (このIDを非表示/違反報告)
サクヤ(プロフ) - 気ままな猫丸さん» すみません直させていただきました！ありがとうございます！！ (2017年4月29日 19時) (レス) id: f3b38bb195 (このIDを非表示/違反報告)
妖怪波姫(プロフ) - UPZ大学のZが、Gになっていると思います とても面白いです 更新応援してますd(^_^o) (2017年4月29日 8時) (レス) id: e7428f1fb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サクヤ x他1人 | 作成日時：2017年3月18日 18時
