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2話 ページ3

少々、いや多少、いや大分

タルタリヤには彼女が怒っていることを察した

自分が悪いことも凄く理解した

小さい頃から一緒にいるから確かに雑な手紙を書いたのも悪いとは思っていた

小さい頃から一緒にいるから彼女の行動力も知っていたから少し注意した

だがそれが全て悪い方へ言ってしまった

階段をのぼり銀行の扉を開ける

中にいる受付に

「最近スネージヤナからやたら気が強いけど儚い見た目だけどそれなりに強い女の子こなかった?」

「…ここ数日のリストをお見せしますね」

受付は諦め渡航者リストを公子へとわたす

勿論公子でなければいくらなんでも簡単に渡すことは出来ないものだ

ペラペラとページのトップをめくる

数ページ、めくった所で手が止まる

「…手遅れだ……」

開いたページをそのまま受付へ返す公子

若干項垂れたまま外へ出る

そっと、興味から開いたままのページを見る

渡航日は3日前

雪国ならではの白い肌、確かに儚げな少女の写真が貼られている

A

ネームが書かれている下を見る

風の神の目を持っているらしい

あとは公子様の幼なじみらしい

パタン

受付は冊子を閉じ元の場所へ戻す

…成程、やはり身分のが上の方であろうと

幼なじみというものには手を焼くのだなと

心の中で呟きながら日常業務へと戻った

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げっそ(プロフ) - スネージナヤ (2023年1月22日 3時) (レス) @page11 id: c5eb216259 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:むい | 作成日時:2023年1月8日 20時

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