＊ ページ12
＿Side 蘭
Aちゃんと出会ったのは7年も前のことだ。
まだ俺が11でAに至っては8歳の頃。
そん時から喧嘩に明け暮れてた俺と竜胆が
テキトーにイチャモンつけてきたやつを
ボコってる時に突然現れた。
そこに居た不良を一瞬で一掃してたっけなー
『2人相手にこんな大勢で…卑怯！！』
蘭「別に俺たち負けねぇんだけど」
『でも傷だらけだもん！！
もっと自分のこと大事にしなきゃダメなの！！』
ガキっぽい理由〜なんて思ったが
必死に伝える姿が可愛かったと同時に
今まで感じたことのない感覚に陥った。
俺たちの為に必死になって怒ってくれる存在。
親でもなければ家族でもない赤の他人が
すげぇ必死になってる姿は
普通の俺なら、鬱陶しいと思っていただろうが
その時は、嬉しいとまで思えた。
蘭「へぇ〜、蘭ちゃんのために怒ってくれんの？」
『怒るよ！！君たち全然楽しそうな顔してない！！
ずっとずっと辛そうだもん！！』
蘭「！！」
何もかもが思い通り。
そんな人生に嫌気が差してたのかもしれない。
一歳差とはいえ
まだまだ強がりたい年頃だった竜胆からすれば
ただのヤバい女だったみたいだが俺は違った。
この子と一緒にいれば毎日が楽しくなるという
謎の確信があった。
あれから2年間、ずっと俺はAを付け回した。
マジでストーカーのレベルだったと思う。
会う時は決まって
ちょっとした傷を作っておくのはマスト(笑)
そしたら、Aちゃん必死に心配してくれんの
これはちょっとした自己演出な？
一生こんな時間が続いてほしいと思ってたら
急に海外に行くとか抜かしやがるし
その後のことは知っての通り。
人殺して年少入って、喧嘩に明け暮れて…
なんの面白味もない日々を送った。
蘭「思い知らされたなー」
『何を？』
蘭「Aちゃんの居ない人生なんて
ちょーつまんねぇんだなって」
『っ！！』
蘭「ちょっと心配性で過保護なとこも
喧嘩強すぎて無双しちゃうとこも
毎日見てて飽きねぇんだもん(笑)
後は、その目に俺しか映らなければ完璧〜」
『マジラブ？』
蘭「そ、ガチラブ♡」
出会った時から俺の全て
『さすがにモテ期すぎて困っちゃう…』
蘭「バカだなー、昔から万年モテ期だろー？」
『恐れられてることの方が多かったような…』
蘭「うん、まぁ俺もビビってはいるけどな」
『なんでよ！！！』
＊
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茜雫(プロフ) - あきさん» ありがとうございます🥹🥹🥹これからも頑張ります！ (2022年9月14日 9時) (
レス) id: e54b147b7b (このIDを非表示/違反報告)
茜雫(プロフ) - アマンダさん» ワカくん本当に罪な男です！（笑）大人気すぎるー❤️（笑）作品を気に入っていただきありがとうございます！ (2022年9月14日 9時) (レス) id: e54b147b7b (このIDを非表示/違反報告)
茜雫(プロフ) - いっちゃんさん» エンドレスリピート！！嬉しいです😭ありがとうございます🥹 (2022年9月14日 9時) (レス) id: e54b147b7b (このIDを非表示/違反報告)
茜雫(プロフ) - ユウさん» ワカくんと蘭ちゃんも大人気でニヤニヤしてます（笑）本誌の展開…予想外すぎて…（笑） (2022年9月14日 9時) (レス) id: e54b147b7b (このIDを非表示/違反報告)
茜雫(プロフ) - 理乃さん» 今回は、天竺編までとなりましたが、最終章も別のお話で書きます！そしてそして、本当にワカくん大人気♡（笑） (2022年9月14日 9時) (レス) id: e54b147b7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茜雫
| 作成日時：2022年7月22日 2時
