【番外編】４ ページ48
『この仕事をしている以上節度は守ってアイドルに徹していますので、ファンの皆さんが悲しむような事はしないよう心掛けてます。』
「というと？」
『恋愛はアイドルにとってタブーですからね。』
「成程。恋愛はタブーですか。有難うございました。でしたら逆に、相澤さん以外の方はどう思われていますか？メンバーの中に女性が居ることについて、お聞かせください。」
「俺は別に何とも思ってませんよ。」
「俺も。」
『お二人は同期でしたね。』
「そうですね。コイツとはちっさい時から一緒なんで家族と同然です。」
「そもそもメンバーは家族みたいなものなんで、気にする方がおかしいと思ってますね。」
先陣を切って話し出す私の同期。
「僕も、良いんじゃないかなって思ってますね。AちゃんはAちゃんなんで」
「ずっと背中見てた先輩なんで、逆に誇らしいぐらいです」
「そもそもメンバーに恋愛感情は湧かない人の方が多いんじゃないですかね？」
「なんかもう歳離れてるしお姉ちゃんって感じです」
後に続く後輩たち。
「なんで、この手の質問には毎回同じように答えてますよ。何とも思ってないって。」
少し棘のある言い方でせーやくんが最後に締めた。まだ守られる立場にいるのかと悲しくなる半面、それが嬉しくもなる。私は必要なんだ、メンバーとしてこのグループに居ていいんだと思えた。
それからというもの、際どい質問も控えてもらい、滞りなく終わった。
楽屋に戻った瞬間勢い良くソファに座り「ムカつくなぁ」と呟くりちゃくんにまわりがどよめく。いつも冷静沈着の彼がここまで荒れるのは珍しい事で、せーやくんでさえ驚いていた。
『ほんまみんなごめんね。自分のせいで』
「ちゃいますよ！Aさんのせいやないですって！」
「あの記者の人が事前に調べんと来たのが悪いんですよ。」
「あんな奴気にすんな」
今日二回目の励ましにむず痒くなって身をよじる。
これ程までに仲思いで心強いメンバーのいるグループはここだけだろう。そう思った。
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Njg(プロフ) - あおこさん» 全て変更致しました。本当に申し訳ございませんでした。 (2021年10月19日 11時) (
レス) id: 62ccd39c0f (このIDを非表示/違反報告)
Njg(プロフ) - あおこさん» ごめんなさい！！！！！バカが出てました。すぐに修正させて頂きます。 (2021年10月19日 11時) (レス) id: 62ccd39c0f (このIDを非表示/違反報告)
あおこ(プロフ) - 正しくは正門良規だと思うのですが、、、 (2021年10月19日 2時) (レス) @page3 id: 8d319b548e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Njg | 作成日時：2021年9月25日 12時
