No.57 ページ13
「ん。なんかカレー食べたらお腹いっぱいになっちゃったわ。というわけで二次試験、終〜了ォ〜!え〜っと、合格者は…カレーを作ったこの子とその食材調達係の2人。計3人だけね!おめでとう!」
声高らかにメンチさんは宣言しました。
会場は当然ザワついて受験者達は口々に文句を叫びます。
「メンチィ。電話だよお。」
「はー?誰から。」
「協会から。」
不服そうにブハラさんから通信機を受け取って耳に当てるメンチさん。
「だからーしかたないでしょ!そうなっちゃたんだからさ。__いやよ!!結果は結果!!やり直さないわよ!!報告してた審査規定と違うってー!?なんで!?はじめからあたしが " おいしい " って言ったら合格にするって話になってたでしょ!?」
「それは建前で審査はあくまでヒントを見逃さない注意力と…」
「あんたはだまってな!!…とにかく私の結論は変わらないわ!二次試験、料理審査合格者は3人!!よ」
『いやはや、それはちとキビシすぎやせんか?』
突如、上空から鳴り響いた声に皆一斉に空を見上げます。
「あ!あれは!!」
「ハンター協会のマークの飛行船!!」
「審査委員会か!!」
ヒュゥゥゥゥ___ドォン!!
なんと、飛行船からお爺さんが飛び降りて来ました。
「あ!太宰さん!彼の人です!彼の人が今回の依頼者、アイザック・ネテロ氏__」
「依頼者?」
「あっ__すみませんすみません!Aさんにはまだ秘密なんでした!すみません!!」
「…どういうことですか、太宰さん。」
「やれやれ、敦くん?」
敦くんはただすみませんすみませんと繰り返しペコペコと頭を下げるばかりでした。
「だ・ざ・い・さ・ん?」
私は太宰さんに詰め寄ります。太宰さんは観念したのかふぅ。と息をつくと
「仕方ないねェ…」
と事の顛末を話し始めます。
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マニ。(プロフ) - 猫ノ栞さん» ✉️。はい!ボードの方で仲良くしましょうね!宜しくお願い致します💖 (12月5日 19時) (レス) id: c4b8377817 (このIDを非表示/違反報告)
猫ノ栞(プロフ) - マニ。さん» よかったです!これからよろしくお願いします🌸 (12月5日 19時) (レス) id: 218254b255 (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - 猫ノ栞さん» ✉️。平気です!ちゃん届いてますし、空欄ではないので大丈夫です!💖 (12月5日 19時) (レス) id: c4b8377817 (このIDを非表示/違反報告)
猫ノ栞(プロフ) - マニ。さん» 再度送って見ました!届いてますでしょうか? (12月5日 19時) (レス) id: 218254b255 (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - 猫ノ栞さん» ✉️。おけです!ボードの返事お待ちしています。猫ノ栞さん!☺️ (12月5日 19時) (レス) id: c4b8377817 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:猫ノ栞 | 作成日時:2018年12月30日 16時