侍の乱 ページ48
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「はぁぁぁぁあ」
どこからともなく聞こえるどでかいため息。
今日の忍者は、ご機嫌ななめだ。
ってことで地獄のような空気のここを実況、深田竜生がお届けしたいと思いますー、てかふつーに俺もまあまあ萎えてる。全然萎えてる。
なんでかって？そりゃさぁ、
『れい！！！今日も好き！愛してる結婚しよ！！！』
うちのお嬢さんが朝っぱらから大きな声で求婚してるから。
もーほら矢花くん困ってるし。他の皆様は大笑い。
侍と時間被ると毎回こうなるから大変なんだよなぁって。
大好きな矢花くんにAちゃんのテンションは上がるばかりだけどそれに反比例するように俺らのテンションはだだ下がり。
だってもうこうなると俺らのことなんて見向きもしてくんないからね？
見てよこのうっちーくんの死期の近そうな顔。
感情が読めなさすぎて逆にこわい。
他にも真っっ黒な瞳でAちゃんを見つめるメンバーが数名。大丈夫か、今日。
俺も事務所に入ってそれなりに経ってこの感じにも慣れてきたけど、改めて異様な光景だよねこれ。
一人の女の子を見つめたまま机に突っ伏す男たちとそれに気付いているのかいないのか、楽しそうな六人。
そして当の本人はというと、嶺亜くんと喧嘩を始めたらしい。なんかしょっちゅう喧嘩してない？あの二人
あ、琳寧くんにおんぶされた。そのまま走らせて追いかけてんの、もう女帝が過ぎるよAちゃん。
竜「檜山くんあーゆーの嫌じゃない人っすか？」
隣にいた檜山くんに聞く。普通に座ってるしそんな殺気感じないから大丈夫なタイプなんかなって。
光「んー、やじゃないって訳じゃないけど……A楽しそうだしいっかなみたいな」
竜「ほう、」
光「あとあの子結局俺のこと好きだし」
竜「ほぉ……うぇぇ！？」
なにうるさいな、みたいな顔でこっち見られた。
ごめんって。でもなにその余裕、俺も欲しい。
光「メンバーのこといちばんに思わないような奴じゃないでしょ、Aは」
……すごいなこの人。
光成すきすきって普段から言われてるからこそのこの言葉。なんか急に他の人たちが子どもっぽく見えてきたよ。
竜「かっこいいわやっぱ檜山くん」
本物のイケメンに言われてもねってふっと笑われた。
この人なんでこんなに大人なの！？
いーなー余裕のあるイケメンかっこいいなー
なんて思ってるから俺はまだ子どもですよ、はいはい。
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らら(プロフ) - 香花さん» いえこちらこそです！相変わらずゆっくりの更新ですが楽しんで頂ければと思います。 (2022年1月31日 21時) (
レス) id: 76512b9a79 (このIDを非表示/違反報告)
香花(プロフ) - ご丁寧にありがとうございました！無事お話を読むことができました。これからも楽しみにしています。 (2022年1月31日 15時) (レス) id: 2140f828c0 (このIDを非表示/違反報告)
らら(プロフ) - 香花さん» コメントありがとうございます 。準備中でしたので鍵をかけておりましたが移行が完了しましたので先ほど公開させて頂きました。このままお楽しみください。 (2022年1月31日 10時) (レス) @page50 id: 76512b9a79 (このIDを非表示/違反報告)
香花(プロフ) - はじめまして。お話の続きが読みたいのですが、パスワードのついた作品を読むのが初めてで、どうしたら良いのか分からないので教えていただきたいです。 (2022年1月28日 16時) (レス) id: 2140f828c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らら | 作成日時：2021年5月21日 12時
