むちむちもちもちじみんくん。

ちむ ５ ページ6

「ただいまぁ」



今日も、いつもと同じ。






「また1人かー…」



独りぼっちの家。






「どうせ呼んでも返事はないんだろうな」




そう思いつつ、小声で呼んでみる。








「おっぱや…」




ｼｰﾝ____





「疲れて寝てるんだろうな、今日も」



私には、大切な家族がいる。


オンマ、アッパ、オッパ。



だけど、オンマとアッパは事故で亡くなってしまった。






私が何もわからない様な、幼い時に。





信号無視の車に轢かれた、耳にタコができるくらい聞かされたその言葉。



小学校でも、中学でも逃げてきた。


“人の群れ”から。




『あいつっち親って轢かれて死んだらしいよ？』


『親いないとか、かわいそw』




何度傷ついただろう。


でも、守ってくれた人がいる。







それが__________________









ｶﾞﾁｬｯ


？「A、おかえり」





ヘッドフォンを首にかけて、ほんの少しコーヒーの香りがするオッパに抱きつく。




「おっぱぁッ…おっぱやぁ…ッッ」






何年も、私を大切に育てて来てくれた人。







そう、ユンギオッパ。




YG「どうしたんだよ…もうなんか言われたのか？」



「違う…ッ…ただ、おっぱにッ…会いたかった…ッ」


YG「…ごめんな、構ってやれなくて」




「毎日ッッ…同じ家で、過ごすのに…ッ…会えない…」


YG「ごめん、顔も合わせられなくて」




「…おっぱ、私のこと、好き？」






YG「お前の事嫌いになるわけないだろ？」


「カップラーメンばっかり食べないでよ…」



YG「分かってる」


「コーヒーばっかり飲んじゃダメ…」


YG「もう飲まないから」








「ありがとうおっぱ」



YG「…///」






今年高3のおっぱ。


なりたかった消防士ではなく、作詞作曲家兼ラッパーとして活動している。




毎日部屋にこもりっきりで、朝早く出ては夜遅く帰ってくる。







「こんなに痩せてたら、女の子やめたくなっちゃうんだけど？おっぱ笑笑」



YG「おぉ、やめとけ笑
お前は強くなった方がいい」


「ねぇ、今日は一緒にご飯食べてよ」



YG「手料理、振舞ってくれんのか」


「もちろん笑笑」









今日はなんだか、胸が苦しくなる。





※あにょはせよんっ(*´-`)
作者です。
まず、お気に入り&星ありがとうございます！
そして、こんな感じになるはずではございませんでした、この話w
作者、happy life書けないんですごめんなさいm(._.)m

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