松田陣平side ページ34
横で顔を顰めながら眠るAの顔を見る。
［寝たのか？］
諸伏［そりゃあ寝るだろ…疲れるんだゼロの相手は…それに加えて仕事だ、キツイぞ？］
そっと頭を撫でると幾らか眉間に寄る皺が無くなった。
［…アレの他に俺たちが手伝える事ってねぇのか？］
諸伏［あー…今日俺達何もしてないもんな…。］
二人揃って考え事を始める…今日動いていたのはAだけで俺達はビルの上で合図を待つだけただそれもやることが無かったが…。
薬も吸って媚 薬も入ってる中降谷の相手と仕事…その上感覚がねぇと来た…。
［どうするかなァ…ったくよォ。］
ガシガシと頭を掻き俺の肩に寄り掛かり眠るAの顔を見詰め写真を撮る。
諸伏［あ、その写真俺にもくれ。］
［無理だな。］
諸伏［巫山戯んな寄越せよ。］
［無理だな…ブレた。］
そんな嘘を吐きながらカコカコとAの寝顔を待ち受けにする。
A［……んぅ…。］
どうやら今のやり取りで起こしてしまった様だ。
［悪い…起こしちまったか？］
A［……じ、ぺー…さ…ん。］
まだ夢を見ているのか閉じている瞼、俺の名を呼ぶAに少し可愛いと思ってしまった俺はもう惚れているんだろう。
諸伏［え、クソかわ…何で俺の名前じゃないんだろ。］←
家に着きまた寝てしまったAを抱え家に入る。
萩原［おかえりー…。］
伊達［おう、お疲れさん。］
黒羽［およ…寝てんのか……お帰り…。］
諸伏［ただいまー。］
［おう。］
ひょっこりと顔を覗かせる三人、服は着替えて打ち解けている。
黒羽［Aは俺が寝室連れてくぜー。］
黒羽は俺の腕からAを抱きゆっくりと階段を上がっていった。
伊達［そうだ、風呂入んなら入って来いよ…あの突き当たりを右に曲がって三番目のでかい扉が風呂。］
伊達が指さしたのは少し薄暗い廊下だった…。
諸伏［へー…行くか？］
［そうだな、行ってくるわ。］
萩原［…あ、お風呂行くなら気を付けなよ？部屋間違えると大変な事になるから。］
意味深な言葉を萩原から言われ謎に思いながら長い廊下を歩く。
この萩原の言葉の意味に気付くのはそう遠くない話。
松田陣平side終わり。
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ﾗｲｱ@Liar_onlooker - 終わり！？終わり、ですか！？…そうですか……………。 (2021年2月16日 23時) (
レス) id: 0b6d81382b (このIDを非表示/違反報告)
エイト(プロフ) - 面白いです！これからも頑張ってください( *´艸｀) (2019年11月11日 18時) (レス) id: 24330c091d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shell | 作成日時：2019年4月10日 23時
