少しの恐怖。 ページ22
［やっとお出ましか……怪盗キッド。］
コナン［行こう！］
［あぁ。］
ビックジュエルが飾られてあるショーケースに行くとそこには既にジュエルは無く…キッドカードだけが残されていた。
［流石…キッド……外に出てみるか？］
コナン［勿論！］
コナンを連れて外に出るとそこには白の服に身を包み立って居るキッドがいた。
コナン［キッド！！］
キッド［よォ名探偵…と翠玉の目を持つ紳士様。］
［翠玉……。］
キッド［これは私の探している物ではありませんでしたのでお返ししますよ…。］
キッドは俺の手にジュエルを握らせて反対の手にキスをした。
コナン［なっ！？キッドォォオ！！！］
キッド［おや、名探偵がお怒りの様だ…私はこれで失礼しますよ。］
キッドがハングライダーで飛び立とうとした時、微かな殺気を感じキッドを庇う刹那銃声が鳴り俺の腕を貫いた。
キッド［……んー！？］
キッドが口を開こうとした所で俺が口を塞ぐ。
［ハングライダーじゃ無くてどっかの路地まで走って行け…そこからハングライダーで飛べ良いな。］
キッドにだけ聞こえる音量で呟きコナンを抱えて走るキッドは反対方向へと走って行った。
コナン［嗣弥さん！腕！］
［大丈夫だ、ジュエル返さねぇと……。］
ジュエルを警備員に渡しバイクに跨ってコナンを乗せ急発進させる。
コナン［うわっ！！］
俺のさっき居たところには銃弾が掠めた。
［スナイパーじゃ無い……取り敢えず飛ばすぞ！］
コナン［うん！？］
発信機の類は着いてない…快斗は無事だろうか？
コナンを送り届け快斗に連絡する。
［……快斗今どこだ。］
《えーと…博物館からちょっと行った路地。》
［迎えに行く。］
《ありがと。》
バイクのスピードを上げGPSを頼りに走らせる。
走らせていると私服に戻った快斗の姿があった。
［遅くなった、乗れ。］
黒羽［おぉーかっけぇー！！］
後ろに快斗を乗せてバイクを走らせる。
家に着くと紫真が傷の事を見ていた様で医療道具が必要な物だけ揃っていた。
«無理…駄目…早く手当てしてくださいいぃ……。
黒羽［用意してくれてんだし手当しろよ…包帯ぐらいは巻くからよ。］
［悪い悪い…ありがとな紫真…綺羅も。］
«いいえ、主殿のお役に立つ為ですので。
«いつも見守っておりますので！
［おおう……。］
自分の手当てを済ませ晩御飯を作る。
快斗［痛くねぇの？］
［全然？］
快斗［……そっか。］
快斗が何か考えている様だったがその日はすぐに寝た。
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ﾗｲｱ@Liar_onlooker - 終わり！？終わり、ですか！？…そうですか……………。 (2021年2月16日 23時) (
レス) id: 0b6d81382b (このIDを非表示/違反報告)
エイト(プロフ) - 面白いです！これからも頑張ってください( *´艸｀) (2019年11月11日 18時) (レス) id: 24330c091d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shell | 作成日時：2019年4月10日 23時
