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鬼さん二十五人 ページ27

[だからですか?]

[うん!お金は無いんだけど……助けてくれる?]

[良いですよ…助けてあげましょう。]

木から下り…女の子の元へ行くと確かに傷だらけだ。

[死神様!有難う!]

[お父さんはどこに居るんだい?]

[お家だよ!]

無職?やべぇ……。

[此処!]
女の子について行くと…平屋の家だった……。
中から凄まじい音と声が聞こえる…。

[お嬢さん?耳を塞いで私が出てくる迄手を退けないで塞いでて下さいね?]

[うん!分かった!]

家の中に入り父親らしき人に話し掛ける。

[貴方が此処の家主で?]

[あ゙あ゙!?そうだよ!お前誰だ!?]

[そうですか……ではさよなら。]

確認したので殺すと……女が怯えていた。

[あぁ、貴方がお母さんですか…外で娘さんが待ってますよ…行ってあげて下さい。]

[あ、有難う御座います!!]

俺も女の子の元へ向かう。
[お嬢さん…もう良いですよ。]

[死神様!有難う…ママを助けてくれて!]

[いえ、お嬢さんのお願いですから…またのご利用お待ちしております。]

俺は森へ帰った。
今回は死体はそのままで……何故か?それは人目に触れた方があの男にとって地獄だろうなと思ったから。

そんな感じで早三年……真選組が知れ渡り…俺も有名になった…。

[さて……そろそろ真選組の様子見に行くか…。]
見に行こうとすると…。
顔の横に拳が……。
[お兄さん…僕と遊ぼうヨ!]

[遠慮しとくよ……。]
此奴……夜兎族の…。

ズドォン!!

[おや?危ないな…でも弱いからいいや。]

[僕を弱い?あはっ!殺しちゃうぞ♪]

[殺ってみろよ……出来るもんならな。]

チャイナ服の拳を受ける…松陽さんの方が何倍も痛い……蹴りも弱い…吹っ飛ぶ程じゃないしな。

[俺の番だ…チャイナ服!]

吹っ飛ばすと…気絶してしまった。

[ありゃ?強くやり過ぎたか……。]

取り敢えず怪我を治し…膝枕する…。
なんか可哀想だなと思ったので頭を撫でてやると、嬉しそうにしたのでそのまま撫で続ける。
ついでに俺はキセルを蒸かす…。

[はぁー……最近戦ってなかったから楽しかったなぁ…、この子はまだ強くなれそう。]

[だーんちょーう!]

ん?誰だあれ。

[あ、団長!?]

此方へ来る同じチャイナ。

[団長…?こいつの事か?]

[あぁ、団長はどうしたんだ?]

[此奴が喧嘩吹っ掛けて来て…俺が吹っ飛ばしたら気絶した。]

[……お前…団長を一撃で?]

[あぁ、簡単だったぞ?]

鬼さん二十六人→←鬼さん二十四人



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作者名:shell | 作成日時:2019年3月19日 18時

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